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大統領選のドレスコードは与野党とも「パーカー」

大統領選のドレスコードは与野党とも「パーカー」

Posted December. 08, 2021 08:14,   

Updated December. 08, 2021 08:14

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「2030」若者世代の心をつかむことに力を入れている与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)氏が7日、パーカーにスニーカー姿で若者たちの前に立った。若者世代が来年3月9日の大統領選のキャスティングボートに浮上し、若者の好きな「パーカー」が今回の大統領選のドレスコードになったという分析も出ている。保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補、尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏も4日、赤色のパーカーを着て有権者に会った。

 

李氏は7日、ソウル冠岳区(クァンアクク)のソウル大学で行われたソウル大金融経済セミナーの「青年サロン 李在明の経済の話」招請講演会で、濃いグレーのパーカーと白色のスニーカー姿で講壇に立った。李氏がネクタイとシャツの上に着たパーカーには、ソウル大経済学科を意味する「SNU ECONOMICS」の文字が書かれていた。

李氏の服装は、大学の講演ということから、2030世代を念頭に企画されたという。同党関係者は、「李氏が着たパーカーは、同科の大学生たちが着る『科のパーカー』」とし、「20代の大学生に親しみをもって歩み寄るために実務陣が企画して提案した服装を李氏が快く受け入れ、自然なムードが演出された」と話した。

若者世代の攻略という共通の宿題を抱えている尹氏も4日、釜山(プサン)での遊説で、「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表とともに赤色のパーカーを着て登場した。李代表が準備したパーカーには「写真を撮る時は言葉をかけてください」という言葉が入っていた。尹氏は、「李代表がこのような服を着て走れと言えば走り、どこかへ行けと言えば行く」と話した。2030世代に人気の高い李代表の考えを尊重するという意味だ。

与党関係者は、「過去には、若いイメージのためにジーンズが主に選ばれたが、最近の若者には中年男性がジーンズを着た姿は多少ぎこちなく映るきらいがある」とし、「パーカーはぎこちなさがあまりなく、ヒップホップ文化世代である若者世代に身近なアイテム」と話した。これには、米Meta(メタ)の最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカーバーグ氏など国内外の情報技術(IT)業界関係者の間で、パーカーなどカジュアルな服装が流行し、パーカーがスマートなイメージを持つようになったことも影響を及ぼしたとみられる。


姜聲煇 yolo@donga.com