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無観客の五輪、会場の盛り上がりはKポップが担当

無観客の五輪、会場の盛り上がりはKポップが担当

Posted August. 05, 2021 09:34,   

Updated August. 05, 2021 09:34

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新型コロナウイルス感染症で無観客で行われている2020東京五輪では、ファンの歓声の代わりにKポップが流れている。無観客試合となったためKポップの歌声もより鮮明に聞こえる。最初は五輪でKポップを聞いて驚いたファンがソーシャルメディア(SNS)に「好きな歌手」の歌が流れているのを投稿し続けたが、今は「五輪Kポップ・プレイリスト」が作れるほどKポップが五輪競技場を埋め尽くしている。

4日、女子バレーボールの準々決勝、韓国対トルコ戦は名勝負に劣らず、試合中流れたKポップメドレーが再び注目を浴びた。準決勝進出がかかった第5セットでリードされた韓国が追い上げをかけるたびに、TWICEの「アルコールフリー」、SEVENTEENの「アジュナイス」、EXOの「パワー」などの曲が選手たちを元気づけているようだった。

五輪大会中、バレーボール会場では、このほかにもBLACK PINKやATEEZ、STAYC、Stray KidsなどさまざまなKポップ歌手の楽曲が次々と流れて話題を呼んだ。1日の女子バレーボール韓日戦でも韓国が得点するたびにOH MY GIRLの「ダンダンス」が流れ、ファンも「日本は宿命の韓日戦でもKポップを流している」として、テヨンの「Weekend」やENHYPENの「Given-Taken」、EVERGLOW「DUN DUN」を聞いたというSNS投稿が続いている。

すでに米ビルボードチャート1位を占めたBTS(防弾少年団)の「ダイナマイト」「Butter」などはシンクロナイズドスイミング、ボクシングなど種目を会場に流れ、その人気の高さを証明した。安山(アン・サン)がアーチェリー女子個人戦金メダルで3冠に輝いた時も、アーチェリー会場にはBTSの最新曲「Permission to Danceパ」が鳴り響いた。

特にBTSのファンクラブ「ARMY」では東京五輪聖火の最終点火者として世界中からスポットライトを浴びた女子テニススター、小坂ナオミ(日本)の練習場でBTSの「Dream Glow」が流れたことが話題になった。BTSの大型ヒット曲に比べて相対的にあまり知られていない歌だったからだ。結局、ARMYたちはSNSを追跡し、ナオミがBTSの「熱烈なファン」であることを突き止めた。

ナオミは2019年、ツイッターにBTSの「Make It Right」ストリーミングを投稿し、「アルバム(マップ・オブ・ザ・ソウル7)でこの曲が最高」と書いた。昨年は自身が「ホビの額を自由に」というインスタグラムアカウントを運営していたことを公開し、BTSジェイホープの前髪を上げるスタイルが好きだとも語った。

五輪組織委員会内の種目別スポーツプレゼンテーション部(SPP)は、試合の観戦の楽しさや選手のやる気を考慮して音楽を配置している。一部の選手は連盟などを通じて聞きたい楽曲の選定を依頼したりもする。


任寶美 bom@donga.com