ＮＹ州知事、ワクチン接種すればヤンキース試合の無料観戦チケット

献血をすればプロ野球の無料チケットがもらえる時代があった。今や米ニューヨークでは、新型コロナウイルスワクチンを接種すれば、メジャーリーグ（ＭＬＢ）の無料チケットがもらえる。

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事は６日の記者会見で、ニューヨークを代表するメジャーリーグの２チーム、ヤンキースとメッツのホーム球場をヤンセンワクチン接種センターとして活用する方策を発表した。ヤンセンワクチンは１度の接種で効果を発揮するため、試合観戦を希望する球場に行ってワクチンを接種すれば試合を観戦できる。ワクチン接種を受ければ、チケットと交換できるバウチャーが配られるため、別の日の試合を観戦することも可能だ。

クオモ知事はワクチン接種の有無によってメジャーリーグ球場の座席配置を変える方針についても明らかにした。ワクチン接種を終えた人は「社会的距離」を確保する必要がなく、好きな席に座れるようにするという。このゾーンには満１６歳未満なのでワクチン接種の対象でない若いファンも入場できる。ただ、ワクチン接種を終えたとしても、球場内でマスクを外してはならない。ワクチン接種を受けていない人は、全体客席の３分の１に当たる別途ゾーンで社会的距離を確保した状態で観戦しなければならない。


黃奎引 kini@donga.com