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金正恩氏、「国家防衛力をより高い水準へ強化」

金正恩氏、「国家防衛力をより高い水準へ強化」

Posted January. 08, 2021 08:02,   

Updated January. 08, 2021 08:02

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、第8回党大会2日目の6日、事業総和(決算)で、「国家防衛力をより高い水準へ強化し、国と人民の安全と社会主義建設の平和的環境を守る重大な意志」を改めて表明したと、朝鮮中央通信が7日付で報じた。昨年「新たな戦略兵器の公開」、「自衛的核抑止力の強化」を掲げた正恩氏が、党大会でも核保有国の地位を裏付ける戦略兵器の強化を強調したという観測が流れている。

米国と韓国を念頭に置いた対外政策や核・軍事路線に対する正恩氏の具体的な発言は公開されなかった。正恩氏は5日の党大会の開会の辞でも、「祖国と人民の運命を守れる強力な保証を整えた」という表現で戦略兵器の開発を迂回的に強調した。北朝鮮は昨年10月の党創建75年記念軍事パレードで、米本土を攻撃できる新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を公開した。

正恩氏が党大会で核について言及しないなど曖昧な表現で調節しながらも、バイデン次期米政権に向かって「敵対視政策を放棄しない以上、非核化なく戦略兵器の開発を続ける」意向を表わす可能性があると政府は見ている。韓国国家戦略研究院外交安保センター長のシン・ボンチョル氏、「核戦力を保有し、米国が敵対視政策を撤回すれば、その時軍縮交渉をするということ」と指摘した。


權五赫 hyuk@donga.com