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バイデン陣営が広報戦略チームの幹部7人を発表、史上初の全員女性

バイデン陣営が広報戦略チームの幹部7人を発表、史上初の全員女性

Posted December. 01, 2020 08:41,   

Updated December. 01, 2020 08:41

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米国の大統領選で当選が確実視されているバイデン元副大統領が先月29日(現地時間)、7人全員が女性で占められたホワイトハウス広報チームの幹部の人事を発表した。追加発表する経済チーム人事でも、非白人の女性が多数含まれる予定であり、バイデン内閣に「女性の風」が激しく吹いている。

政権移行チームは同日、広報チームの看板で「大統領の口」と呼ばれる初代大統領報道官にジェン・サキ政権移行チーム顧問(42)を指名した。オバマ政権で大統領広報部長、国務省報道官を務め、2人の子を持つワーキングママだ。大統領選で陣営の報道官を務めたケイト・ベディングフィールド氏(38)はホワイトハウス広報部長に起用された。米映画協会報道担当を務め、2人の子を持つ母親だ。

 

左派陣営の重鎮であるバーニー・サンダース上院議員の報道担当として活動したシモーン・サンダース選対陣営顧問(31)は、副大統領報道官を務める。副大統領の広報部長には、ナンシー・ペロシ下院議長の広報部長だったアシュレー・エティエンヌ選対陣営顧問(42)が起用された。

サキ氏を補佐する首席副報道担当には、政治評論家として活動したキャリーヌ・ジャン=ピエール元大統領地域政治部長(43)、広報副部長にはチャック・シューマー上院民主党院内代表のヒスパニック・メディア担当官を務めたフィリ・トバール氏が起用された。バイデン氏の夫人ジル氏の広報部長は、エリザベス・アレキサンダー氏が務める。7人のうち6人は子どもがいるワーキングママだ。シモーン・サンダース氏とジャン=ピエール氏は黒人、トバール氏はグアテマラ系ヒスパニックだ。

 

バイデン氏は、「米国民に直接、誠実にコミュニケーションをとることは、大統領の最も重要な職務の一つ」とし、「全員女性で構成された初のホワイトハウスのコミュニケーションチームの人事を発表でき誇らしい。有能で経験豊富な広報チームが多様な見方をもたらしてくれる」と明らかにした。

 

1日に発表する予定の経済チームの追加人事でも、女性の躍進が予想される。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどによると、大統領に経済を諮問する大統領経済諮問委員会(CEA)委員長に黒人女性のセシリア・ラウズ・プリンストン大学教授(57、労働経済学)が内定した。米行政管理予算局(OMB)局長には、進歩シンクタンク「アメリカ進歩センター(CAP)」を率いるインド系のニーラ・タンデン代表(50)が有力だ。2人が任命されれば、これらの組織初の非白人女性トップになる。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com