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韓国クラシックの将来を灯す16人の新星

韓国クラシックの将来を灯す16人の新星

Posted October. 29, 2020 08:15,   

Updated October. 29, 2020 08:15

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「本選曲のピラーズのソナタは初めて接した曲なので、伴奏者との呼吸を維持し、さまざまな音色を表現することに気を使いました。期待以上の成果が出て非常に嬉しいです」

第60回東亜(トンア)音楽コンクールで、トロンボーン部門で1位となったソ・ジュヒョン君(16・仙和芸高2年生)は、このように語った。27日と28日、ソウル瑞草区(ソチョグ)・ソウル教育大学・音楽館コンサートホールで開かれたこのコンクールの本選コンテストで、ソ君はトロンボーン部門の最年少で参加して栄誉に輝いた。トロンボーンの本選審査に参加したチャン・ジュンファ審査委員は、「既成演奏者を連想させる完成度の高い演奏を繰り広げ、将来が期待される人材だ」とソ君を評価した。

東亜日報社が主催した今年の東亜音楽コンクールは、ポスコ協賛、ソウル教育大学と東亜夢の木財団の後援で開かれた。今年のコンクールでは、各部門の1位入賞者4人をはじめ、16人が入賞の栄誉に輝いた。部門別に隔年で開催するこの行事は、10月6日から東亜日報の忠正路(チョンジョンロ)社屋と高麗(コリョ)大学・仁村(インチョン)記念館の大講堂で、第1次、第2次予選を経た21人が本選に進んだ。

チェロ部門1位のキム・ジヨンさん(22・米国カーティス音楽院2年生)には、世界的なチェリスト・故バーナード・グリーンハウスとその弟子たちが柱となって設立したグリーンハウス財団のグリーンハウス財団賞が授与された。バイオリン部門1位のキム・シジュン君(18・韓国芸術総合学校1年生)は、元老バイオリニスト・ウグム・梁海曄(ヤン・ヘヨプ)が授与するウグム賞を受賞した。ベーストロンボーン奏者がトロンボーン部門の1位を受賞した場合に授与するビッグトロンボーン賞と、ホルン部門の1位に授与されるイ・ソクジュン・ホルン賞は、今年は受賞者を出さなかった。

来月2日から、東亜音楽コンクールのホームページ(www.donga.com/concours/music)で審査員別の採点表と審査評を確認できる。本選演奏の動画は、11月末から有料でサービスする予定だ。以下は、入賞者名簿。

▽バイオリン、△1位=キム・シジュン、△2位=チョ・ヒョンソ(17・韓国芸術総合学校2年生)、△3位=イ・ヒョンジ(22・ソウル大学卒業)▽ビオラ、△2位=イ・ウンビン(17・韓国芸術総合学校2年生)、△3位=チャン・ユンジ(18・ソウル大学1年)、▽チェロ、△1位=キム・ジヨン、△2位=パク・ソンウ(23・韓国芸術総合学校専門士1年生)、△3位=キム・ジェヒョン(21・韓国芸術総合学校3年生)、▽コントラバス、△2位=チェ・ジュリ(20・ソウル大学2年生)、▽ホルン、△2位=チェ・ハヨン(21・韓国芸術総合学校1年生)、△3位=キム・ヨンファン(19・ソウル大学2年生)、▽トロンボーン、△1位=ソ・ジュヒョン、△2位=キム・ミンソン(23・ソウル大学卒業)、▽トランペット、△1位=カン・ヘイン(19・漢陽大学2年生)、△2位=キム・ドンミン(26・ソウル大学4年生)、△3位=チン・イェチャン(20・韓国芸術総合学校2年生)


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com