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デシャンボがティーショット後にドライバーをが「破壊」 肉体改造の効果か

デシャンボがティーショット後にドライバーをが「破壊」 肉体改造の効果か

Posted August. 08, 2020 08:48,   

Updated August. 08, 2020 08:48

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7番(パー4)でドライバーを使った豪快なティーショットの音とともにボールは296ヤード(約271メートル)を飛んだ。フェアウエー右のラフに入るボールを確認したブライソン・デシャンボ(27=米国)は、ティーを拾おうとドライバーで体を支えながらしゃがみこんだ。その瞬間、シャフトがポキッとドライバーヘッドの付け根から取れてしまった。ヘッドが取れたシャフトを持ち上げて見せながら、デシャンボは呆れた顔で立ち尽くした。

7日、サンフランシスコのTPCハーディング・パーク(パー70)で開かれた米男子ツアー(PGA)のシーズン最初のメージャー戦、全米プロゴルフ選手権の初日にデシャンボは断然話題の主役になった。今季に筋肉をつけて怪力の飛ばし屋に生まれ変わったデシャンボが、プレー途中ドライバーを折るほどのパワーを見せつけたからだ。

ツアー平均のドライバー飛距離1位(324.4ヤード=約297m)のデシャンボは、たまに400ヤード(約366m)以上のティーショットを打つほど圧倒的な飛距離を誇る。身長185センチのデシャンボは今季開幕を控えて体重を90キログラウ台から約20キロほどを増やし、飛距離を伸ばすことに集中してきた。そのため、朝食は卵4つとベーコン5枚にトーストを食べて、プロテインドリンクを飲むなど、1日に多い時は5000~6000カロリーを摂取しながら体重を増やした。アメリカンフットボール(NFL)のデンバー・ブロンコスなどでトレーナーを務めたグレッグ・ロスコフ氏さえも「この6カ月間、彼のようなアスリートの変化は見たことがない」と驚くほどだ。

もちろん、この日、デシャンボのドライバーが折れたのは体重を耐えられなかったからなのかティーショットが原因なのかは分からない。しかし、ボールスピードが200マイル以上も出るほど強く速いスイングによる衝撃が蓄積された可能性は高い。ラウンドを終えた後、デシャンボは「とても楽しい。自分はこのドライバーを(1年以上)使い込んできた。折れるのも仕方ない」と話した。

ゴルフルールは、ラウンド中に損傷したクラブを取り換えられないと定めているが、「ラウンド中にプレイヤーやキャディによって折れたり酷く損傷した場合は、損傷したクラブを他のクラブに取り換えることができる」としたローカルルール(モデルG-9)が適用された。胸をなでおろしたデシャンボーは関係者の助けで自身の車の中にあった他のドライバーで残りホールを回ることができた。

デシャンボは5バーディー、3ボギーで2アンダー68で回り、タイガー・ウッズ(米)らと20位タイだった。ジェイソン・デイ(豪州)とブレンドン・トッド(米)が共同首位(5アンダー)に躍り出た。大会3連覇を目指すブルックス・ケプカ(米)は4アンダーでホールアウトし、タイトル防衛に向けて始動した。キム・ジュヒョンはイーブンパーでカン・ソンフン、ローリー・マキロイらと48位タイだった。


姜泓求 windup@donga.com