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金正恩氏、軍幹部に「核武力強化」を指示

金正恩氏、軍幹部に「核武力強化」を指示

Posted May. 25, 2020 08:27,   

Updated May. 25, 2020 08:27

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が労働党中央軍事委員会拡大会議を開き、「指示棒」を持って説明し、注目を集めた。

労働新聞が24日に公開した写真を見ると、正恩氏は黒い人民服を着て眼鏡をかけていなかった。特に、演壇の大型スクリーンの前に立ち、背の高さほどの大きな指示棒でスクリーンを指して何かを説明している写真も公開された。正恩氏が直接、軍幹部の前で「プレゼンテーション」をして、核武力の強化と戦略兵器に対する「高度な激発事態」の維持などを強調したと情報当局はみている。

ただし、北朝鮮メディアはスクリーンの写真をモザイク処理して公開し、スクリーンの具体的な内容は明らかになっていない。これは北朝鮮の以前の報道スタイルとは異なる。北朝鮮は2017年8月15日、労働新聞などを通じて、正恩氏が当時、金洛兼(キム・ラクキョム)戦略軍司令官から報告を受ける様子を公開し、戦略軍司令部指揮所の壁にかかった「南朝鮮作戦地帯」、「日本作戦地帯」、「太平洋地域における米帝侵略軍の配置」と書かれた「作戦地図」の写真を掲載した。当時はグアム攻撃も可能だという強い対米メッセージを送ったが、今回は作戦情報を隠して強度を調節したという見方もある。


黃仁贊 hic@donga.com