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HD現代、米港湾クレーン4基の供給契約

Posted July. 27, 2026 09:16,   

Updated July. 27, 2026 09:16


HD現代(ヒョンデ)が米国内の港湾クレーン近代化事業と人工知能(AI)造船所の構築に乗り出す。韓米造船業協力プロジェクト「MASGA(マスガ)」を本格化する一環だ。

HD現代は26日、子会社のHD現代三湖(サムホ)が最近、米ワシントン・ユナイテッド・ターミナルズ(WUT)と港湾クレーン4基の供給契約を締結したと発表した。今回の契約は、韓国最大の海運会社HMMの米国法人であるWUTの老朽化したクレーンを入れ替え、大型コンテナ船の受け入れ能力を拡充するターミナル近代化事業の一環だ。HD現代三湖は、WUTが米ワシントン州のタコマ港で運用している岸壁クレーン8基のうち2基を新しい設備に入れ替え、ヤードクレーン2基を追加で設置する予定だ。

米政府は2024年、中国製クレーンを国家安全保障上の脅威と位置付けた。センサーや制御システムなどを通じ、米国内の重要データが中国に流出する恐れがあるためだ。これを受け、米国は数十億ドルを投じ、港湾や造船所の設備を米国製または同盟国製の製品に切り替えている。これはMASGAの背景となっている米国海洋再建計画(MAP)の一環で、同盟国と協力して米国内に造船業の基盤を構築する戦略だ。

HD韓国造船海洋は、世界的なエンジニアリング企業シーメンス・デジタル・インダストリーズ・ソフトウェアと、次世代マリン・プラットフォーム導入の本契約も締結した。このプラットフォームは、船舶の設計から生産、サプライチェーン管理、品質管理、保守まで、全工程のデータをAIで統合するシステムだ。

これにより、設計変更や工程の進捗状況を生産現場やサプライチェーンとリアルタイムで共有し、日程の遅れや品質上の問題を最小限に抑えることができる。HD韓国造船海洋は今後、実際の造船所と同じ「仮想造船所」を構築して作業工程を検証し、船舶建造の全工程をデジタル環境で行う自律製造体制を整え、米国内の造船能力を強化する方針だ。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com