
「サッカー少年」李康仁(イ・ガンイン、25)が、123年の歴史を誇るスペイン1部リーグ、ラ・リーガの名門アトレティコ・マドリードに加入した。
アトレティコは25日、クラブのホームページなどを通じ、「李康仁と2031年6月30日までの契約を結んだ」と発表した。10歳だった2011年にサッカー留学のためスペインに渡り、バレンシアの下部組織に入った李康仁は、17歳だった2018年にバレンシアでラ・リーガ(1部リーグ)デビューを果たした。その後、ラ・リーガのマジョルカを経て、2023年にフランス1部リーグのパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍した李康仁は、3年ぶりにスペインの舞台へ復帰した。1903年創設のアトレティコは、スペイン1部リーグで通算11回の優勝を誇る。レアル・マドリード(36回)、FCバルセロナ(29回)に次いで3番目に多い。
李康仁の移籍金は、出来高を含め最大4000万ユーロ(約665億ウォン)とされる。サッカー統計専門サイト「トランスファーマルクト」によると、李康仁の移籍金は、2023年に金玟哉(キム・ミンジェ、30)がナポリ(イタリア)からバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)へ移籍した際の5000万ユーロに次ぎ、アジア選手として歴代2位タイに当たる。アトレティコは、スペインリーグでの経験が豊富で創造性に富んだパス能力を備える李康仁の獲得に向け、1月から熱烈なオファーを送っていた。李康仁が2026年北中米ワールドカップ(W杯)の日程を終え、韓国で休養していた今月中旬には、チームドクターを韓国へ派遣し、メディカルチェックも行った。
李康仁はアトレティコで、エースの象徴である背番号「7」を付ける。アトレティコはこの日、「広い視野と優れたシュート能力などを備えた左利きのMF、李康仁がわれわれの新たな背番号7だ」と発表した。この番号は、2025~2026年シーズンまでアトレティコで10シーズンにわたりプレーし、212得点101アシストを記録したアントワーヌ・グリーズマン(35・フランス)が付けていた。グリーズマンは13日、オーランド(米国)へ移籍した。スペイン紙「アス」は、「李康仁はグリーズマンのように、ドリブル突破などで試合の流れを変えるだろう」と評価した。
李康仁はこの日、アトレティコのソーシャルメディアを通じ、スペイン語で初めてあいさつした。アトレティコのファンが使う応援の掛け声「アウパ・アトレティ(頑張れ、アトレティコ)」と力強く叫び、「世界的なビッグクラブに加わることができてうれしい。チームの勝利のためにすべてを注ぎ込む」と意気込みを語った。
李康仁は古巣のPSGにも別れの言葉を残した。この日、自身のインスタグラムに「どこにいても、パリとファンの皆さんを心に刻み続ける」とつづった。李康仁はPSGで3シーズンにわたり公式戦124試合に出場し、16得点16アシストを記録した。PSGでは欧州チャンピオンズリーグで2回、リーグ1で3回の優勝などを成し遂げた。
アトレティコは李康仁の獲得を正式発表した25日から来月1日まで、ソウル鍾路区(チョンノグ)の東亜メディアセンターに設置された韓国最大のメディアサイネージ「LUUX(ルックス)」で、100秒間の歓迎映像を放映する。映像には、李康仁がアトレティコの本拠地スタジアムに入る姿やシュートする姿などが収められている。李康仁の背番号にちなみ、LUUXが稼働する午前6時から午前0時まで、毎時7分と37分に放映される。
李康仁は来月9日、ソウルワールドカップ競技場で行われるアトレティコとマンチェスター・シティー(イングランド)のクーパンプレイ・シリーズで、新しいユニホーム姿を韓国のファンに披露する予定だ。
金培中 wanted@donga.com






