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ツイッチ、今度も韓国だけに「ビデオ・オン・デマンド中断」

ツイッチ、今度も韓国だけに「ビデオ・オン・デマンド中断」

Posted November. 11, 2022 08:44,   

Updated November. 11, 2022 08:44

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世界最大のゲーム放送プラットフォームであるツイッチが、韓国でのみ再視聴サービスなどのビデオ・オン・デマンド(VOD)コンテンツの提供を中断することにし、ユーザーが不満をぶちまけている。ツイッチは、インターネット網の使用料(網使用料)の支給を義務付ける法案が国会で推進されることに反発するため、このような措置を取ったという。ツイッチはこれに先立って、9月も動画画質を韓国だけで超高画質(1080p)から一ランク下げて提供するという決定を突然発表した。

ツイッチは10日、公示事項を通じて、「韓国地域でVODサービスを中断することを決めた」と明らかにした。クリエイターがアップロードした再視聴、様々な編集映像などを韓国では見られないようにした措置で、事実上リアルタイム中継放送機能だけを残すことになる。韓国国内でのVODサービスは、来月13日に終了する。

ツイッチ側は、「進化する規制基準を満たすためのものだ」と説明した。しかし、具体的にどのような規制基準のためにサービスの中断を決定するのかは明らかにしなかった。情報技術(IT)業界は、ツイッチがネットワーク使用料の義務付け立法議論に反対して、画質制限に続き、VODサービスの中断を決めたと見ている。ただ、ツイッチは、すでに通信会社など国内インターネットサービス事業者(ISP)に網使用料を払っていることが知られ、サービス中断に他の背景があるという見方もある。

放送通信委員会は、ツイッチの画質制限措置などで国内ユーザーが受けた被害現状などを調べている。オンラインクリエイターとユーザーは、一方的にサービス中断を決めたツイッチに不満を吐露する一方、国会と通信会社にも矛先を向けている。通信会社が国会立法を通じてグローバルコンテンツ事業者(CP)から網使用料を受けようとしたことが、結局ユーザー被害につながったという。


チ・ミング記者 warum@donga.com