Go to contents

米国務長官、「ますます攻撃的に行動を強化」と中国をけん制

米国務長官、「ますます攻撃的に行動を強化」と中国をけん制

Posted May. 04, 2021 08:24,   

Updated May. 04, 2021 08:24

한국어

ブリンケン米国務長官は2日(現地時間)、「中国がますます抑圧的で攻撃的な行動を強めている」と批判した。米国の対中国政策の核心は、このような中国に対抗してルールに基づいた国際社会の秩序を守ることとし、同盟との協力を再度強調した。

 

ブリンケン氏は同日、CBS放送の時事番組「60ミニッツ」のインタビューで、「中国が国内で抑圧を、海外で攻撃的な行動を強めているのを見てきた」と述べた。中国は、ルールに基づいた国際秩序に挑戦し、これを弱める軍事的、経済的、外交的な力を備えた国ということだ。「中国の目標は何だと思うか」という質問には、「中国はいずれ世界を支配する国家になることができ、なるべきだと考えているようだ」と述べた。ただ、ブリンケン氏は、「米国が中国と軍事的対立状況に進んでいるのか」と問われると、「そのような状況に達したり、そのような方向に進むことですら、米国と中国いずれの利益にも反する」と線を引いた。

ブリンケン氏は、「バイデン大統領は、知的財産権の侵害を含め、中国が取ってきた行動を懸念している」とも伝えた。新疆ウイグル族に対する中国当局の人権侵害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と呼び、中国の人権問題も批判した。そして、中国を扱わないわけにはいかない」とし、「敵対的な部分であれ、競争的・協力的な部分であれ(中国との)関係は実に複雑な面がある」と強調した。

ブリンケン氏は、司会者が中国の国内総生産(GDP)が2028年に米国を追い抜くという見通しに言及すると、「富国を作る核心は人的資源、また、その人的資源の潜在力を最大化する国家の能力にかかっている」とし、「そうした点で、米国は(中国よりも)はるかに良い位置にある」と強調した。また、同じ価値観を共有する同盟およびパートナー国家と協力することも再確認した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com