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中国、昨年12月の湖北省インフルエンザ大流行を隠蔽か CNN報道

中国、昨年12月の湖北省インフルエンザ大流行を隠蔽か CNN報道

Posted December. 02, 2020 08:58,   

Updated December. 02, 2020 08:58

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新型コロナウイルスの有力な震源地とされた中国湖北省で、昨年12月初めにインフルエンザが大流行したが、中国政府はこれを隠したと、米CNNが1日、報じた。当時のインフルエンザが新型コロナウイルスと関連があるのではないかという観測も流れている。CNNが入手して同日報じた湖北省保健当局の内部文書によると、昨年12月第1週の湖北省のインフルエンザ患者が前年の同期間に比べて20倍以上急増した。新型コロナウイルスが最初に確認された武漢だけでなく近隣都市の宜昌や咸寧でも患者が発生した。CNNは、「このインフルエンザと新型コロナウイルスの関連性を確認することは難しい」としつつも、「インフルエンザ患者を対象にしたテストで、これまでになかった結果が非常にたくさん出たことを内部文書は示している」と伝えた。中国当局は、湖北省で当時発生した感染症に関する情報を公開していない。中国が世界保健機関(WHO)に新型コロナウイルスの発生を初めて報告したのは昨年12月31日。

新型コロナウイルスの感染初期に中国政府が感染者と死者の数を少なく発表したことも明らかになった。中国政府は2月10日に新規感染者が2478人発生したと発表したが、内部文書によると、湖北省保健当局は2倍以上の5918人と把握していた。死者数も中国政府は3月7日に湖北省内の累計を2986人としたが、地域当局は3456人と集計した。


趙鍾燁 jjj@donga.com