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孫興民、試合開始45秒でゴール EPL得点ランキング首位

孫興民、試合開始45秒でゴール EPL得点ランキング首位

Posted October. 20, 2020 09:15,   

Updated October. 20, 2020 09:15

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キックオフのホイッスルが鳴り36秒が過ぎた時だった。トッテナム・ホットスパー陣営から相棒のハリー・ケインがボールを拾いうと、左サイドにいた「スーパーソニー」孫興民(ソン・フンミン=28)は敵陣に向かって走り出した。ケインのロングパスを受けた孫興民は、ペナルティーエリアの中で強力な右足シュートでゴールネットを揺らした。

試合開始45秒でゴールを決めた孫興民は、驚いた顔をしながらケインに向かって抱かれた。孫興民の2010年プロデビュー以来、公式戦での最速ゴールだった。以前の記録は2014年にレバークーゼン(ドイツ)所属で記録した69秒。いち早く得点を挙げた孫興民は前半8分にはケインのゴールをアシストした。

孫興民が19日、ロンドンの本拠地行われたウエストハムとのプレミアリーグ(EPL)第5節で1ゴール1アシストを記録した。孫興民の活躍にもトッテナムは3-3で引き分け6位を維持した。今季7点目と2アシスト目(シーズン通算8得点4アシスト)を記録した孫興民は、ドミニク・キャルバート・ルーウィン(エバートン)と共同首位を走っている。EPL通算60点目を記録した孫興民は、これまでスプリントとミドルシュートでなどで予熱した後、前半16分から30分の間に最も多くのゴール(12ゴール)を決めている。しかし、この日は試合開始から1分も経たないうちにゴールを奪い、絶頂の得点感覚を発揮した。EPLの史上最速ゴールはシェーン・ロング(サウサンプトン)が2018~2019シーズンに記録した7.69秒だ。

EPL事務局によると、孫興民は歴代の開幕5試合での得点関与数順位で4位タイ(9点)を記録している。ウエストハムで2ゴール1アシストを追加したケインが12点(5ゴール7アシスト)で歴代1位になった。EPL事務局は、「最高のコンビプレーを見せている孫興民とケインは、この日の2ゴールを含めてEPLで計28ゴールを記録し、歴代の攻撃デュオの合計得点順位では4位だ」と明らかにした。歴代1位はチェルシーのレジェンド、ディディエ・ドログバとフランク・ランパードが記録した36ゴール。

孫興民が得点したEPL46試合でトッテナムは実に39勝(6分1敗)を挙げている。この日もトッテナムは絶頂のゴール感覚を見せた孫興民の活躍で簡単に勝利するとみられたが、後半35分に孫興民が交代した後、オウンゴールなどで12分間で3点(後半37、40、49分)を許して引き分けた。守備陣の集中力低下とカウンター攻撃の中核である孫興民が抜けてから、相手守備陣が思いっきり攻撃に関われる環境を提供してしまったのが原因に挙げられる。孫興民は、「試合が終わるまで気を緩めないで集中しなければならない。二度と同じようなことがあってはならない。こんな悲しい気持ちになりたくない」と話した。

一方、レアル・マドリード(スペイン)からレンタル移籍した世界歴なウィンガー、ガレス・ベイル(31)は後半27分に途中出場し、約7年5ヵ月ぶりにEPL公式戦に復帰した。孫興民とベイルは8分ほど一緒にプレーしつぁ。最近まで膝の負傷でリハビリをしていたベイルは、トッテナムが3-2でリードした後半ロスタイム(後半47分)に決定的な得点機でシュートがゴールを外れるなど実戦感覚が完全には戻っていない様子だった。


鄭允喆 trigger@donga.com