Go to contents

エンニオ・モリコーネの映画音楽の感動をハーモニカで届ける

エンニオ・モリコーネの映画音楽の感動をハーモニカで届ける

Posted July. 13, 2020 08:04,   

Updated July. 13, 2020 09:21

한국어

「私、エンニオ・モリコーネは死んだ。私の近くにいてくれたすべての友人と、しばらくの間会わなかった人々に死を知らせる。このようにお別れを代わりにする理由は、あえて面倒なことを願わないからだ」「(エンニオ・モリコーネの遺書より)

6日に死去したエンニオ・モリコーネをはじめとする現代映画音楽の巨匠たちに会う「シネコンサート」が、順番にソウルロッテコンサートホールの舞台に上がる。

24日午前11時半には、ハリウッド映画音楽の最高峰ジョン・ウィリアムズの作品を金管五重奏の演奏で聞き、10月23日の同じ時間には、バロック音楽からプッチーニにつながったイタリア音楽の甘い旋律的感性を映画音楽に引き込んだモリコーネの代表作品を、パク・ジョンソンのハーモニカ演奏で鑑賞する。

パク・ジョンソンは、漢陽(ハンヤン)大学音楽大学院のオーケストラ指揮修士課程に在籍している珍しいキャリアのハーモニカ奏者。「一指尺」ほどの楽器でコリアンシンフォニーオーケストラ、プライム・フィルハーモニー管弦楽団などと共演し、ソプラノ曺秀美(チョ・スミ)の全国ツアーコンサートにも同行して顔を知らせてきた。

ハーモニカは、1850年代にドイツで生まれて160年を超える歴史を持っているが、伝統音楽界では、音が小さく奏法が限られているという理由で、真剣に扱われてこなかった。二度の世界大戦を通じて、「兵営の孤独を癒してくれる楽器」として爆発的な人気を集め、拡声装置の普及によって大きな会場でも演奏できるようになり、その感性的な音色はアマチュア演奏用を越えて「鑑賞用楽器」としても人気を集めるようになった。

10月のモリコーネのコンサートで、パク・ジョンソンは、映画「ミッション」の中で「ガブリエルのオーボエ」、映画「めぐり逢い」の主題歌などをチョ・ヨンフンのピアノと一緒に演奏する。これに先立って今月24日、ジョン・ウィリアムズのコンサートでは、金管五重奏団「ブラスマーケット」が1984年のロサンゼルスオリンピックのファンファーレ「Summon the Heroes」を皮切りに、「インディ・ジョーンズ」「ジュラシック・パーク」のようなヒット映画のテーマ音楽を演奏する。3万ウォン。お問い合わせは1544-7744まで。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com