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改憲を推進する与党、「国民改憲発案制の処理を」

改憲を推進する与党、「国民改憲発案制の処理を」

Posted May. 01, 2020 08:14,   

Updated May. 01, 2020 08:14

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与党「共に民主党」の李仁栄(イ・インヨン)院内代表が、与野党議員148人が3月に発議した「国民改憲発案制」を5月の臨時国会で処理しようと野党に提案した。最大野党「未来統合党」が反対すれば第20代国会では難しいが、第21代国会では180議席の「共に民主党」が20議席だけ追加確保すれば処理できるので、改憲論を本格的に推進するのではないかという観測が流れている。

李氏は30日午前、追加更正予算案を処理した直後、記者団に、「改憲案が(3月に)発議されたが、憲法はこれを60日以内に処理するよう明示している。5月9日がデッドラインだ」とし、「どのような結果になろうと処理過程に入ることが憲法精神を順守すること」と話した。「ワンポイント改憲案」処理のための第20代国会最後の臨時会の招集を求めたのだ。「共に民主党」の院内関係者は、「びっくりショーではなく、与野党が知っている手続きについて話した」と述べた。維新憲法で消えた国民改憲発案制を再び有権者のもとに戻すために与野党が3月に改憲案を発議したので、第20代国会最後の臨時会で議論しようということだ。

 

しかし、これは「スーパー与党」が第21代国会で改憲の火を絶やさないための布石という見方が支配的だ。「共に民主党」のある重鎮議員は、「第20代国会で改憲が難しいことを知りながら李氏が『ワンポイント改憲』を取り上げたのは、第21代国会で改憲を推進する理由づくりのため」と指摘した。

未来統合党は、「共に民主党」の提案は受け入れられないという立場を明確にした。沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表は同日、東亜(トンア)日報の電話取材で、「『共に民主党』が提示した議事日程に合意するつもりはない。改憲案の協議は次期指導部ですべきこと」と述べた。


ユン・ダビン記者 チョ・ドンジュ記者 empty@donga.com · djc@donga.com