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元39号室幹部「14日のミサイル発射の時事故に遭った可能性」

元39号室幹部「14日のミサイル発射の時事故に遭った可能性」

Posted April. 27, 2020 09:01,   

Updated April. 27, 2020 09:01

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北朝鮮の金氏一族の外貨調達と管理を担当する北朝鮮労働党39号室の元高官が最近浮かび上がった金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の健康異常説に関連し、今月14日に巡航ミサイル発射を参観する際、事故が起きた可能性があると主張した。

労働党39号室高官出身で、現在米国に亡命して生活しているリ・ジョンホ氏(写真)は25日(現地時間)、本紙に送って特別寄稿の中で「14日にあった北朝鮮の短距離巡航ミサイル試射は、最高司令官の金正恩の命令なしにはできない打撃訓練」だとし、「したがって、同日午前7時にあった試射があった時までは金正恩氏が健在だったと見るべきだ」との見方を述べた。

その上で「ところが、金正恩氏の試射参観を報じないまま、これまで公開してきたミサイル発射場面と戦闘機訓練場面を公開しなかったのは、火炎と破片で想定になかった突発的な事故が起きた可能性を疑わせる」と話した。最高指導者の承認なしには労働新聞や朝鮮中央テレビにミサイル発射場面を報道できない北朝鮮の政治体制の特徴からみて、正恩氏がミサイル発射直後に深刻な状態になった可能性あるとの見方だ。

リ氏は、正恩氏が心臓手術を受けて脳死状態になっているちう一部メディアの報道については、「正確度や信ぴょう性は低いと思う」と指摘した。とくに正恩氏が妙香(ミョヒャン)山の香山診療所で施術を受けて、他の病院の1号医師らが集結したという報道については、「北朝鮮に正恩氏を治療する主治医は、(平壌の)烽火(ポンファ)診療所にいるだけで、他の病院には1号医師が存在しない」と説明した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com