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予想よりはるかに厳しくしつこい…新型コロナ「再流行の可能性」警告相次ぐ

予想よりはるかに厳しくしつこい…新型コロナ「再流行の可能性」警告相次ぐ

Posted April. 27, 2020 08:46,   

Updated April. 27, 2020 08:46

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100日近く観察した新型コロナウイルスの特性は、当初の予想よりはるかに厳しく、しつこい。既存のウイルスよりもはるかに扱いがたい厄介な相手であることを多くの面で示している。

最長入院記録を立てた「31番患者」を見れば、新型コロナウイルスの頑丈な生命力が分かる。大邱(テグ)で初めて新型コロナウイルスの感染判定を受けたAさん(61・女)は、2月17日に入院して今月24日退院した。なんと67日ぶりのことだ。新天地イエス教(新天地)信者であるAさんは、新型コロナウイルス症状の発現前後、約20日間教会や病院、ビュッフェレストランなど多くの場所に行って「スーパー伝播者」に名指された。大邱では、国内市道の中で最も多い新型コロナウイルス感染者(26日基準で6846人)が発生した。

新型コロナウイルスが、長期間体内で存在するしつこいウイルスという点は、治療期間の統計でも確認される。中央事故収拾本部(中収本)によると、18日現在、全国生活治療センター6ヶ所の患者249人のうち29%(72人)が4週間以上治療を受けていることが分かった。生活治療センターは、病院治療の要らない軽症患者が入所した施設だ。軽症なのに、3人のうち1人は長期治療が必要だということだ。これに先立って防疫当局が14日時点で確認したところによると、全体新型コロナウイルス感染者の37%が4週間以上長期入院したことが分かった。

抗体ができた後も、ウイルスが検出されることがある。疾病管理本部(疾本)は、新型コロナウイルス感染後、回復している患者25人を分析した結果、皆中和抗体(ウイルスが入ってくると、体内で一般的に作る抗体)ができたが、12人からウイルス陽性反応が現れたと、22日明らかにした。金宇柱(キム・ウジュ)高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科教授は、「抗体ができれば、ウイルスが検出されないのが一般的だ」とし、「他のウイルスと違って特異な現象だ」と語った。

完治患者のうち、再陽性を示した人も250人を超えた。防疫当局は、体内から完全に消えていないウイルスが、完治者の免疫力減退などで再活性化した可能性が高いと見ている。

このようなウイルスの特性のため、再流行する可能性が高いという警告が続いている。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾本本部長は26日の定例ブリーフィングで、「大邱(テグ)新天地の集団感染発生前も、患者が数日間おらず、『終了するのではないか』という楽観もあったが、結局大規模な集団発症につながった」とし、「国民の大半が新型コロナウイルスの免疫がないので、誰でも露出されると発症しうるので、そのような意味で『スーパー伝播事件』はいつでも起こりかねない」と述べた。

若年層では、症状が比較的軽症である潜伏患者も多いかもしれない、というのが防疫当局の推測だ。政府は、13の上級総合病院を中心に運営される重症呼吸器疾患患者の監視体系項目に、新型コロナウイルスを追加し、その対象病院も40病院以上に拡大する計画だ。鄭錡碩(チョン・ギソク)翰林(ハンリム)大学聖心病院呼吸器内科教授は、「治療剤やワクチンが開発されるまでは、『生活の中の距離置き』を体化することが再流行を防ぐ唯一の解決策だ」と助言した。


李美智 image@donga.com · 張泳勳 jang@donga.com