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幕開けしたオーディション、金広鉉の先発ローテ入りはなるか

幕開けしたオーディション、金広鉉の先発ローテ入りはなるか

Posted February. 22, 2020 08:24,   

Updated February. 22, 2020 08:24

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先発ローテーション入りを巡る争いに実力で証明するべき機会が訪れた。

メジャーリーグ、セントルイス・カージナルスの金広鉉(キム・グァンヒョン=32、写真)のオープン戦登板日程が決まった。現在、チームのスプリングキャンプに参加している金広鉉は23日(韓国時間)の午前3時5分、米国フロリダ州ジュピターのロジャーディン・スタジアムで行われるニューヨーク・メッツ戦に出場する。レギュラーリーグではないが今年初の実戦だ。

金広鉉はチームの先発1番手ジャック・フラハーティをはじめダコタ・ハドソン、ブレット・セシルに次いで登板する見通しだ。1イニングに最大25球を投げる計画だ。当初、先発ローテ入りは不透明だったが、先発2、3番手候補だったマイルズ・マイコラスが右腕肘に痛みを訴え、3~4週間休養することになり、先発ローテ入りが現実味を帯びてきた。カルロス・マルティネスと先発5番手の座を争うとみられる。

セントルイスの先発陣の中では珍しく左腕投手であることが有利な要因となっている。セントルイスのマイク・シルト監督は「金広鉉は韓国でコンスタントに先発投手として活躍した。彼の最初の試合だ」と言い期待感を示した。昨年12月に契約を結んだ直後にオープン戦登板日程を告げられた金広鉉は、キャンプ参加前からSK選手たちと一緒にトレーニングを行い、セントルイスのスプリングキャンプでは2度のブルペン投球練習と1度の実戦形式の投球練習をするなど、早くから体調を上げた。

金広鉉が相手するメッツは、この日はチームを2つのぶるーぷに分け、セントルイスとマイアミで試合を行う。メッツには、昨年のナショナルリーグ新人王で本塁打王のピート・アロンソがいる。一方、米国のCBSスポーツは全40球団のストーブリーグの試合結果を評価し、セントルイスについて「最も失望したチーム(most disappointing team)」の一つに挙げた。そんな中で金広鉉の獲得が唯一の戦力補強だったと指摘した。

前日に初めて実戦形式の投球練習をしたトロント・ブルージェイズの柳賢振(リュ・ヒョンジン=33)も調子を上げている。柳賢振はチームのエースと言う地位に相応しく、選手たちの手本にもなっている。シーズン開幕を控えて日本の読売ジャイアンツからトロントに移籍した山口俊投手は同年の柳賢振について、「メンタル面で大きく助けられている。本当に良い同僚だ」と感謝の気持ちを語った。柳賢振のオープン戦登板日程は決まっていない。


姜泓求 windup@donga.com