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情報当局、「北朝鮮の新しい戦略兵器はMIRVの可能性」

情報当局、「北朝鮮の新しい戦略兵器はMIRVの可能性」

Posted January. 07, 2020 07:54,   

Updated January. 07, 2020 07:54

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が年末のマラソン全員会議で明らかにした「新たな戦略兵器」は、複数の核弾頭が標的を一斉に攻撃する大陸間弾道ミサイル(ICBM)の多弾頭ミサイル(MIRV)だと、情報当局が分析した。情報当局はまた、正恩氏が予告した「衝撃的な実際の行動」は、核・ミサイル発射実験中止の破棄と見ているという。

正恩氏が昨年12月28~31日に開いた第7期第5回全員会議について、情報当局がこのような分析結果を国会情報委員会に報告したと、最大野党「自由韓国党」の幹事、李恩宰(イ・ウンジェ)議員が6日、明らかにした。李氏によると、情報当局は北朝鮮が最新型ICBMと潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を持続的に開発しており、米朝関係が悪化すれば、北朝鮮がMIRVを公開する可能性があると見ている。正恩氏は全員会議で、「近く新たな戦略兵器を目の当たりにすることになるだろう」と明らかにした。

特に、情報当局は非公開の報告で、「全員会議は、核放棄の不可と核抑止力の強化を継続するという予告」とし、北朝鮮が制裁と核(廃棄)交換方式の協議に応じない立場を明らかにしたと見ているという。ただし、情報当局は、正恩氏が強調した国防建設の目標に対して、核抑止力の動員態勢は維持するものの、米国に対して先制攻撃など極端な挑発発言は自制すると見ていると、李氏は明らかにした。


趙東住 djc@donga.com · 李知訓 easyhoon@donga.com