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不惑の李東国、通算300攻撃ポイント達成

不惑の李東国、通算300攻撃ポイント達成

Posted October. 28, 2019 09:36,   

Updated October. 28, 2019 09:36

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1998年3月31日、浦項(ポハン)工業高校(浦鉄高校の前身)を卒業し、浦項ユニフォームを着た「高卒ルーキー」李東国(イ・ドングク)がプロデ初ゴールを決めた。リーグ開幕(21日)10日目のことだった。当時、チームの3-1勝利の生贄になったのは、他でもない全北(チョンブク)だった。それから22年が過ぎた。今年「不惑」の40歳になった李東国(40)は、プロ初ゴールを奪った全北でプロ人生の半分に当たる11シーズンを過ごしながら、韓国サッカーを代表するアイコンに成長した。そして、プロ初得点から7880日目になる26日、Kリーグ通算223点目を決め、史上初となる300攻撃ポイント達成という金字塔を打ち立てた。

全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われたソウルとのKリーグ1・ファイナルA第2ラウンド。0-1で先制された前半19分、電撃的に交代出場した李東国は、激しい攻防が行われた後半39分、値千金の同点ゴールを奪った。中盤右からムン・ソンミンがゴールに向かって出したロングパスが混戦の中でこぼれるところを捉え、左足で強いシュートを放った。ボールはGKの指先をわずかに超えてゴール上段の真ん中に突き刺さった。大記録達成の瞬間、李東国は歓呼するファンの前に駆けつけて吼えた。それからMF陣の祝福を受けながらベンチに向かい、ベンチメンバーとコーチ陣から祝福を受けた。

李東国のゴールは全北のリーグ3連覇への夢をつなぐ意味もあった。全北が敗れていたら勝ち点71となり、この日江原(カンウォン)を2-1で破った1位蔚山(ウルサン=勝ち点75)に4点差となる。あと3試合だけを残している全北としては貴重な勝ち点1だった。「許してはならないゴールを許した上、相手が守備本位の試合をしたので、大胆な攻撃展開が必要だった」として李東国の早期投入を決断したジョゼ・モライス全北監督の奥の手が的中した格好だ。

李東国は試合終了後、同僚たちを立てた。李東国は「選手たちが良く助けてくれたお陰で記録を達成することができた」と言い、「これからは、次々と重要な試合が待ち受けているので、しっかり勝ち点を積み上げたい」と優勝への意気込みを語った。

李東国の300攻撃ポイント記録は、しばらく破られそうにない。歴代2位のデヤン(38=水原)が、234で大きく遅れている。李東国は史上初めて通算200得点を達成し、新しい記録を樹立し続けている。個人最多得点2位もデヤン(189得点)で大きな差がある。


李沅柱 takeoff@donga.com