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北朝鮮、北極星3型は3段式固体燃料のSLBM

北朝鮮、北極星3型は3段式固体燃料のSLBM

Posted October. 08, 2019 08:41,   

Updated October. 08, 2019 08:41

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北朝鮮が2日発射した北極星3型(写真)の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は3段式固体燃料ロケットのミサイルであることが確認された。北極星1型や2型(2段式固体燃料ロケット)より推進剤が一つ追加され、射程が大きく伸びたのだ。北朝鮮は米国との実務協議が物別れに終わった後、米国に圧力をかけるため、今後射程を伸ばして追加発射を行うものとみられる。米軍は北極星3型に「KN-26」のコード名を付けたことが分かった。

複数の政府筋によると、北極星3型は2日、バージ船に取り付けられた水中発射台から発射された直後、数キロの高度で1段目のロケットが分離された。その後、頂点高度(約910キロ)に到達する直前に2段目が分離され、最後の弾道部が発射された場所から460キロ離れた海上に落ちた。北極星1型(SLBM)と2型(地対地弾道ミサイル)は発射後に段分離が一度行われる固体燃料ロケットミサイルだという。北極星3型は3段式固体燃料ロケットで2度の段分離を通じて射程がさらに伸びたものだ。

米国の情報当局は北極星3型の射程を約1900キロと推定しているという。しかしロケットの性能や燃料量によって射程はさらに伸びる可能性がある。北朝鮮が米国との実務協議が決裂したことを受け、米国への警告として北極星3型の射程をさらに伸ばして追加の発射を行うだろう、との見方も出ている。北朝鮮水域から韓半島有事の米国の戦略資産の発進基地であるグアム基地を攻撃できる能力を見せつける形となる。

米軍は北極星3型を「KN-26」と名付けた。米国は新型ミサイルや多連装ロケット砲などにKN(Korea North)に数字を付けたコード名を与えてきた。これに先立ち、北朝鮮版イスカンデルと超大型多連装ロケットもそれぞれKN-23とKN-25と呼んでいる。


尹相虎 ysh1005@donga.com