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月面から水性分を検出

Posted August. 22, 2018 09:55,   

Updated August. 22, 2018 09:55

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月面に氷が存在するという事実が確認された。月面の土から実験で水の分子と推定される信号を検出したことはあったが、自然の状態の氷が観察されたのは今回が初めてだ。

米ハワイ大学地質及び地球物理学科のリ・スイ研究員チームは、2008〜2009年に活動したインド初の月探査船「チャンドラヤーン1号」に搭載された月面光学測定装置「月鉱物地図の作製機(M3)」のデータを再分析する過程で、このような結果を得た。研究結果は学術誌「米国科学アカデミー会報」(PNAS)の20日付に発表された。

研究チームは、月の極に存在する陰に注目した。クレーター(隕石などが飛んできてぶつかって生じたピット)には、太陽の光が永遠に当たらないピットが数十万個もある。ピットの温度は氷点下163度以下である。

研究チームは、M3が撮影したデータから、陰から出てきたかすかな近赤外線(波長の短い赤外線)の信号を分析した。その結果、洞窟やピットの日陰のうち、ごく一部(3.5%)から水に近赤外線が触れたときに見られるのと同じ吸収反射のパターンを確認できた。この地域に氷が存在するという意味である。氷は月面の土と3対7の割合で混ざっていると推定された。


ユン・シンヨン東亜サイエンス記者 ashilla@donga.com