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「核ミサイル開発への悪用を憂慮」 IAFが北朝鮮の加盟を取り消しに

「核ミサイル開発への悪用を憂慮」 IAFが北朝鮮の加盟を取り消しに

Posted October. 21, 2015 07:27,   

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北朝鮮の国家宇宙開発局が、国際宇宙航行連盟(IAF)加盟の承認を受けたが撤回された。

IAFは12〜16日、イスラエルで第66回総会を開き、北朝鮮の加盟を承認した。北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、このニュースを報じた。今年5月、国家宇宙開発局の衛星管制総合指揮所の開館式に出席するなど関心を寄せた金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の成果と見られた。しかし、16日の最終審査で承認取り消しの決定が下された。

外交消息筋は20日、「韓国航空宇宙研究院などが、核・ミサイル実験で国連の制裁を受けている北朝鮮がIAF活動を核ミサイル開発に悪用する恐れがあると憂慮を伝え、国際社会もこれを受け入れた」と説明した。

当初IAFは、加盟国拡大のために北朝鮮の参加に友好的だったと、同消息筋は伝えた。IAFは平和的な宇宙開発を奨励するために設立された宇宙分野の国際機関で、加盟を許可しなかったのは異例のことだ。各国の政府機関や研究所、宇宙産業業界が加盟している。韓国航空宇宙研究院関係者は、「国連の北朝鮮制裁委員会の立場を考慮し、IAFに書簡を伝え、事務局がこれを受け入れて承認の取り消し決定を下した」と説明した。北朝鮮は、韓国の「妨害」で国際機関への加盟が実現しなかったことを強調して強く反発するものと予想される。第66回総会に代表団を送らなかった北朝鮮は、発言権が保障されていない点を問題視して対応する可能性が高い。朝鮮中央通信は15日に「加盟した」と報道した後、IAF関連のニュースを伝えていない。