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[社説]約3年ぶりの韓日会談、安倍首相の「慰安婦解決」への決意を期待する

[社説]約3年ぶりの韓日会談、安倍首相の「慰安婦解決」への決意を期待する

Posted October. 17, 2015 07:23,   

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米国を訪問中の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が、2週間後にソウルで開かれる韓中日首脳会議の期間中に安倍晋三首相と首脳会談を行うことを明らかにした。朴槿恵政府になって初めてであり、2012年5月の李明博(イ・ミョンバク)大統領と野田佳彦首相の首脳会談以来3年半ぶりだ。朴大統領は、「韓日中首脳会議は、北東アジアの平和と安定はもとより韓日関係の改善にも重要な契機になるだろう」とし、「韓日首脳会談で未来志向的な発展方向を議論し、慰安婦問題に進展があるなら、意味のある首脳会談になるだろう」と述べた。これまで政府は、日本軍慰安婦問題に対して日本が進展した解決策を提示してこそ首脳会談が可能だという立場だったが、首脳間の対話が可能なほど複雑に絡み合っていた糸が実務ラインである程度ほどけたようだ。

米国の同盟である韓国と日本の首脳が3年半も会わないことは、米国にも大きな難題だった。その点で、朴大統領がワシントン戦略国際問題研究所(CSIS)で「新しい地平を開く進化した韓米同盟」を主題に演説した後、質疑応答で韓日首脳会談の計画を明らかにしたことは、同盟である米国への一種のプレゼントと見ることができる。米国のアジア太平洋再均衡政策における韓国の中心軸の役割はもとより、16日に開かれた韓米首脳会談の中心議題である北朝鮮核問題の解決に向けて韓米日の安保協力は重要だ。

今年は韓日国交正常化50年だ。長年の問題を解決してこそ、未来に向けて共に進むことができる。安倍首相は2012年の就任以降、歴史の逆行と領土問題で韓中と対立を生み、北東アジア情勢に荒波を立ててきた。安倍首相は、自国の人気を意識して韓国を刺激する言葉は慎み、「結者解之(自分がしたことは自分で解決しなければならない)」の立場で解決策を提示しなければならない。自由民主主義や人権、法治の価値を共有する韓日に不必要な不安と誤解を払拭させるためにも、両国の首脳が会って率直に意見交換する必要がある。韓国がソウル首脳会議で、韓米日と韓中日のトライアングル協力強化に向けて役割を確固にする外交力を発揮することを期待する。