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潘基文氏が21日に訪朝、「南北関係進展のために」

潘基文氏が21日に訪朝、「南北関係進展のために」

Posted May. 20, 2015 07:26,   

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国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が21日、開城(ケソン)工業団地を訪問する。潘氏は19日、仁川(インチョン)の松島(ソンド)で開かれた2015年世界教育フォーラムで記者会見を行い、「国連事務総長として南北関係を実質的に進展させるために少しでも役立ちたいという思いで訪朝を決めた」と述べた。07年に国連事務総長に就任して以降、訪朝は初めて。具体的な行動や訪朝時に会う北朝鮮側の人物など細部事項は先発隊が20日に訪朝して調整する予定だ。

潘氏は同日午前に出席したアジア・リーダーシップ・コンファレンスでも、昨年に北朝鮮の李洙ヨン(リ・スヨン)外相と国連総会で会って話をしたことを取り上げ、「国連は北朝鮮の国連でもある。私は韓半島問題に関心を持ち、努力する」と述べた。しかし、今回の訪朝決定が退任後の大統領選への挑戦と結びついているのかという質問には、「別の方向で推測しないでほしい」と述べた。しかし、大統領選挙に出馬しないとは言わなかった。

潘氏は、慶南(キョンナム)企業の故成完鍾(ソン・ワンジョン)会長との関係について、「忠清(チュンチョン)フォーラムの会員で、国内で何度か会い、よく知っている。不幸にも生涯を終えて残念だ」としつつも、「国内政治について成会長と話したことはない」と強調した。自分の甥が慶南企業のベトナム事業に関わった疑惑についても、「事実かどうかを問わず、問題になったこと自体が恥ずかしい」とし、「私は関わっていない」と述べた。潘氏は異例にも、訪朝と成完鍾リストなど韓半島関連の質問には韓国語で答えた。

政界では、潘氏の開城工団訪問をめぐって解釈が交錯している。ある与党関係者は、「事実上、大統領選挙への挑戦を念頭に置いた行動と見るべきだ」とし、「潘氏が、現実政治に関与せずに自分の強みを出せる外交分野と北朝鮮問題に集中する『アウトボクシング』をしている」と分析した。

潘氏は開城工団の訪問を控え、20日、洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官、大統領直属統一準備委員会の鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)民間副委員長と昼食を兼ねて非公開会合を行い、開城工団で発するメッセージ、北朝鮮当局者が開城工団で潘氏を出迎える場合に伝える北朝鮮へのメッセージについて話し合う。



shcho@donga.com