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李栄杓の提言、「固い守備のウズベク戦、延長の準備も」

李栄杓の提言、「固い守備のウズベク戦、延長の準備も」

Posted January. 22, 2015 06:58,   

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決勝トーナメント1回戦で対戦するウズベキスタンは、容易い相手ではない。ウズベキスタンは堅固な守備組織を築いている。まるでロシアを見ているような堅固な守備をしているが、全体的にプレスをかけるタイミングが良い上、強さもある。1次リーグの3試合を見ると、DFとMF陣の間が狭く、中央DF陣はパワーと高さを備えている。クロス対処能力も優れている。このようなDF陣と空中戦をすると、むしろ韓国に不利になる可能性がある。

ウズベキスタンの攻撃陣は相手が攻撃をしかけるとき、強くプレスをかけてくる。両サイドの攻撃陣も同様で、相手にサイドのスペースをなかなか許さない。右サイドのサルドル・ラシドフはドリブル突破と切り込むプレーが得意だ。反面、左サイドのジャスル・ハサノフはクロスが上手い。セルヴェル・ジェパロフとともにチームで最も多くのクロスを上げている。

韓国には、ウズベキスタンの両サイドから異なるスタイルの攻撃がしかけれれることへの備えが求められる。ラシドフが守備裏に攻め込む攻撃に備え、中央DFが左DFを助けなければならない。ハサノフがボールを取る際、中央DFがクロスに備えて動きを明確にしなければならない。

韓国は、攻撃の中核を担う李青龍(イ・チョンヨン=ボルトン)と具滋哲(ク・ジャチョル=マインツ)が負傷で離脱した。確実なパズル2枚を欠いたまま臨まなければならない。この2人にに代わって起用される選手の活躍が重要だ。ウズベキスタンは、監督がチームを3年も率いているのに対して、韓国のウリ・シュティーリケ監督は就任したのがわずか5ヵ月前だ。まだ組織力を組み立てている最中にある。選手たちの心構えも重要だ。五分五分の勝率とは言え、自分たちの方が優れているという気持ちを持って試合に臨めば、勝利を自分たちのものにすることができる。

攻撃面で、韓国は3試合で3得点しかない。出揃った8強では最も乏しい決定力だ。得点機を活かすことができなかったのは手痛い。ウズベキスタン戦では数少ないはずのチャンス、どっちが活かすことができるかによって勝負は分かれるだろう。韓国はイラン、日本とともに無失点を記録しているだけに守備は安定している。

ウズベキスタン戦は、両チームともに守備的な戦略を取る可能性が高い。延長戦にもつれ込む状況に備えなければならない。ただ、ウズベキスタンは後半10〜25分に失点が多かった。この時間帯に集中力が落ちる。そこで得点を狙ってみる価値はある。ウズベキスタンに勝てば、難なく決勝進出まで果たせそうだ。