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朴大統領、ドイツ派遣労働者に感謝の手紙

朴大統領、ドイツ派遣労働者に感謝の手紙

Posted December. 26, 2014 07:42,   

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「(1人当たり)国民所得80ドルの貧しい大韓民国を漢江(ハンガン)の奇跡と経済大国に導いた産業化の立役者であり、私たちの父母や兄弟姉妹をはじめ国民皆が感謝しています」

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領がドイツ派遣労働者に書いた感謝の手紙が26日午後2時、「派独51周年記念、鉱夫・看護師・看護補助者への感謝送年会」で公開される。1963年12月21日、ドイツ派遣労働者が初めて飛行機に乗ってから51周年を迎えて開かれるこの記念式は、韓国派独協会、大韓民国感謝国民委員会、派独産業戦士世界総連合会の主催でソウル中区(チュンク)の韓国プレスセンターで開かれる。朴大統領の手紙は、鄭宗燮(チョン・ジョンソプ)行政自治部長官が代わりに出席して伝える予定だ。

朴大統領は手紙で、「鉱夫や看護師、看護補助者が異郷万里のドイツに行ったことは、貧しい祖国を救うための献身であり、祖国の近代化を成し遂げる希望の灯だった」と評価した。また、「ドイツ派遣労働者たちの情熱は、ドイツ政府と国民に大きな感動を与え、韓国とドイツをつないでいる」とし、「祖国が苦しい時、家族と祖国のために献身したドイツ派遣労働者たちを大韓民国と国民は永遠に記憶するだろう」と誓った。

1968年に朴正熙(パク・チョンヒ)大統領から激励の手紙を受け取り、46年後に再び娘である朴槿恵大統領の感謝の手紙を受け取ることになるドイツ派遣労働者たちは、感謝の気持ちを伝えた。韓国派独協会のハ・デギョン会長は、「当時は私たちの辛い暮らしが糧になって韓国が今のように発展するとは思わなかった」とし、「今でも評価されてうれしい。本当に思いがけないプレゼントをもらった」と話した。

今回の手紙は、昨年の派独50周年記念式でドイツ派遣労働者たちが、「ドイツ派遣当時、祖国のために苦労した看護師や鉱夫を大統領が労わってほしい」と要請して実現した。住所が把握されたドイツ派遣労働者約5000人に発送される予定だ。大韓民国感謝国民委員会のイ・ヒボム事務総長は、「苦しく困難だった時代に犠牲になった人々の労苦を忘れていないという内容の手紙は、ドイツ派遣労働者に大きな慰めになるだろう」と話した。