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ロッテワールドモールのオープン日、「大乱」はなかった

ロッテワールドモールのオープン日、「大乱」はなかった

Posted October. 15, 2014 04:34,   

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ソウル蚕室(チャムシル)の第2ロッテワールドの低階部に出店する国内最大規模のショッピングモール「ロッテワールドモール」が、14日、営業を開始した。順次オープンする店のうち、この日は最初に、ブランド品館のエビニュエルやロッテマート、ロッテハイマートがオープンした。国内最大規模のショッピングモールの姿に、目を丸くする客もいたが、オープン反対デモや駐車問題などで、騒々しい場面も目に付いた。

ブランド品館・エビニュエルでは、好奇心一杯の目で、売場を眺め回す客らが目に付いた。彼らは、いたるところで、「初日訪問を裏付ける自分撮り」を撮った。ショッピングモールは、平日のデパートよりやや賑わうぐらいだった。

訪問客らの意見は食い違った。友人と一緒に買い物に来ていたファン・スンギョン氏(40、女)は、「ソウルにこんなに大きなショッピングモールなんてどこにもない。ほかのデパートにはないブランドが多く、気に入っている」とし、「駐車が難しく、自宅においてくることになっても、再び来るつもりだ」と笑った。一方、周辺の住民のバク・ギョンスク氏(48、女)は、「空の道でも開かない限り、交通混雑は避けられない」とし、「住民の声にもっと耳を傾けたらよかったのに」と話した。

懸念していた事前予約制や有料駐車問題は、現実となった。同日、予め予約した車の台数は、計500台に止まった。駐車場はがらんとしていたが、事前予約制を知らず、車を運転してきた客らは、駐車場の入口で帰らざるを得なかった。一人の30代の男性客は、「予め予約しなかったことを理由に、駐車させず、帰らざるを得ない」と話した。道を挟んでいるロッテデパートの蚕室店に、「迂回駐車」をする人たちも少なくなかった。ロッテ蚕室店は、客がおらず、静かだったが、駐車場には午前から、「混雑」という立て札が置かれていた。

一方、同日午前10時から、松波(ソンパ)保護者連帯など、地元の市民団体の会員250人は、ロッテワールドモールの前に集結し、反対デモを繰り広げたりもした。彼らは、「安全を守ってほしい」などの文句が書かれた白いビニール傘をさして、ソウル市とロッテ側に、交通対策を求めた。デモ隊は約40分後に解散となり、大きな衝突は無かった。

ロッテグループは、狙い通り、概ね落ち着いた雰囲気の中で、初日が過ぎたと評し、安堵の雰囲気だ。ロッテデパートの関係者は、「まだ、ルイヴィトンやエルメス、シャネルの『ブランド品ビック3』の売り場がオープンしておらず、駐車施設などもモデル運営しているところであり、マーケティング活動も自粛している」と話した。