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東部大宇電子、イラクに15年ぶりに支社再開

東部大宇電子、イラクに15年ぶりに支社再開

Posted June. 17, 2014 05:50,   

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東部大宇(トンブデウ)電子が内戦が起きているイラクで15年ぶりに営業支社を設立し、職員を派遣した。イラクは最近、イスラム過激派武装組織「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)が第二の都市モスルを掌握するなど、政府軍と内戦を繰り広げているため、危機感が高まっている。

東部大宇電子側は、「先月、相対的に安全な北部地域のアルビルに支社を設置して、現地密着のマーケティングを展開している」とし、「内戦の中でも正常な営業とアフタサービス活動を展開し、地元顧客に感動を与え、主要ディーラーと緊密な信頼を築いて、長期的なビジネス成果につなげることを目標にしている」と説明した。

同社は営業支社の設立とともに本格的なマーケティング活動を開始した。今月初めにはイラク首都バグダットを皮切りにアルビルとスライマニアなど主要都市で300人あまりの現地バイヤーを招いてディーラーショーを開催した。イラクのプレミアム家電市場を狙った同イベントで、3ドアのプレミアム冷蔵庫とドラムアップ洗濯機、フライヤーオーブンなどが展示された。

特に戦争で電力供給が不安定で停電た多発する現地事情に合わせ、冷凍庫に保冷剤を入れ、停電が発生しても8時間以上冷凍状態を維持できるようにした「アイスパック冷蔵庫」がバイヤーたちから好評を得た。

同社は、1990年末にイラクから営業支社を撤退して以来、アラブ首長国連邦(UAE)でイラク現地の家電ディーラーを使って冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品を販売してきた。昨年2月に東部グループに組み込まれて以来、中国市場で100あまりの売り場を確保し、アフリカと東南アジアに営業総括を新設するなど海外市場進出の拡大に力を入れている