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7回までパーフェクト、柳賢振「記録は運が必要」

7回までパーフェクト、柳賢振「記録は運が必要」

Posted May. 28, 2014 03:41,   

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LAドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン)が「7回までパーフェクト」の好投で2連勝であり、シーズン5勝(2敗)目を記録した。ナショナルリーグ奪三振1位(85個)、平均自責点4位(1.83)のシンシナティ・レッズの特急エース、ジョニー・クエトを凌駕するピッチングだった。

柳賢振は27日、ドジャースタジアムで行われた試合で三振7個を記録し、7と3分の1回を3非安打3失点に封じ込め、4対3の勝利を牽引した。今季、ホーム初勝利を無4四球投球で飾った。平均自責点が3.00から3.10へ少し上がったが、今季、最高の試合だった。柳賢振は8回の初打者、4番のトッド・フレイジャーに2塁打を打たれる前まで、21人の打者に出塁を許さなかった。ファンは柳賢振がマウンドを降りる時、起立拍手を送った。

パーフェクトが霧散した後、勝利投手になる過程は順調でなかった。ドジャースが4対1でリードしていた8回1死1、2塁で登板したブライアン・ウィルソンが四球2個と2塁打で追加点を許して、柳賢振の失点は3点に増えた。ドジャースは結局、リリーフのケンー・ジャンセンが8回2アウトの満塁の場面で登板し、ぎりぎりで柳賢振の勝利を守り抜いた。

柳賢振の好投の有無は1回、直球の球速で予測できる。時速148キロ(92マイル)以上だったら、安心して試合を楽しめる。柳賢振は1回、トップ打者のビリー・ハミルトンに148キロの直球を投げて三振を取り、3番打者のブランドン・エミル・フィリップスが打席に立った時は150キロ(93マイル)に球速を高めた。5回、ライアン・ラドウィックを相手には同日最速の153キロ(95マイル)の球を投げた。

柳賢振がパーフェクト投球をキープすると、当地マスコミの関心が集中した。AP通信は7回、ドジャースの攻撃が終わった後、見出しの前に緊急(Urgent)を表示して「柳賢振がパーフェクトゲームを8回へ持ち込んだ」と報道した。パーフェクトゲームは1900年以後、大リーグでは21人だけが達成した大記録だ。しかも、ドジャースは前日、ジョシュ・ベケットがノーヒット・ノーランを作成したため、柳賢振のパーフェクトゲームの有無が焦眉の関心事であるしかなかった。

ドン・マッティングリー監督は、柳賢振の大記録が霧散したことについて、7回裏、ドジャースの攻撃時間が長かったことを理由に挙げた。マッティングリー監督は、「柳賢振は本当によく投げた。しかし、7回、30分ぐらいチームの攻撃が続いて流れを失った(He lost momentum)」と指摘した。スポーツでモメンタムはとても重要だ。柳賢振が7回、打席で遊撃手のミスで打点を挙げて追加点に貢献したが、対価も払わなければならなかった。投手はチームが大量得点を挙げた直後、しばしばミスをする。長時間、ダグアウトに居ながらリズムが崩れるからだ。大リーグで通常投手交替をイニングとイニングの間にすることや、リリーフにフォールアウト・セーブ(8回2死での登板)を注文しない理由でもある。