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2時間5分の壁は崩れるか、3月16日にソウル国際マラソン大会

2時間5分の壁は崩れるか、3月16日にソウル国際マラソン大会

Posted February. 26, 2014 05:39,   

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「2時間5分37秒を崩そう」

3月16日に行われる2014ソウル国際マラソン兼第85回東亜(トンア)マラソン大会の最高の関心事は、12年にウィルソン・ロヤナエ・エルぺ(ケニア)が樹立した大会記録であり、国内開催男性最高記録(2時間5分37秒)を更新できるかどうかだ。ソウル国際マラソン事務局は、2時間4分台の選手3人と、2時間6分台の6人を招く一方、2時間4分台の記録を立てた選手に、15万ドルの記録賞金を与えることにした。優勝賞金8万ドルまで考慮すれば、優勝者は、ただの一度のレースで、最高23万ドルを手にすることができる。それを受け、2時間5分の壁を崩すための、「黒い大陸」アフリカ選手らの競争が激しくなる見通しだ。

2時間4分27秒で参加者ランキングトップのジェームズ・キプサング・クワンバイ(31)と、2時間4分56秒でランキング3位のジョナサン・キプリモ・マイヨ(26)など、マラソン大国ケニア選手らが、最も強力な優勝候補とされている。ケニアからは、今回の大会になんと、18人の健脚が出場し、記録更新に挑む。

クワンバイは09年、ロッテルダムマラソン大会で、2時間4分27秒の記録を出したが、写真判定で同じ時間を記録したダンカン・キベト・キロング(35、ケニア)に優勝を渡したつらさを、今回の大会で晴らすという覚悟だ。キロングも、今大会での優勝を狙っている。

クワンバイは、ケニアマラソンンメッカ・エルドレートで生まれ、自然にマラソンと縁ができた。エエルドレートは、標高1900メートルの高地帯。生まれてからずっと、青い草原の高地で走り回りながら育った。家庭の経済事情が貧しく、小学校を中退してからは、陸上に飛び込み、金を稼いだ。初めは、短縮マラソンやハーフマラソンに集中し、06年4月、イタリア・ブレシア大会で、2時間10分20秒の記録で、マラソンフルコースにデビューした。08年8月、ベルリンマラソンで2時間5分36秒を記録し、1年後は、2時間4分台をマークした。

12年、ドバイマラソンで、個人最高記録を立てたマイヨは、クワンバイの優勝をけん制できる最も強力なライバルだ。175センチ、61キロのすらりとした体つきのマイヨは、5キロの最高記録が13分22秒89、10キロは27分45秒に上るほど、スピードが優れている。昨年、慶州(キョンジュ)国際マラソン大会で、2時間9分49秒で3位についた。

そのほか、2時間6分14秒のギルバート・キプルト・キルワ(29、ケニア)や2時間6分26秒のペイサ・ベルケレ・オレ・ディカエル(30、エチオピア)、2時間6分48秒のアブラハム・ギルマ・ベケレ(28、ケニア)なども、いつでも2時間5分の壁を崩す潜在力を持っている。

一方、女子部では昨年、2時間27分20秒の個人最高記録を立てた韓国のキム・ソンウン(25、三星電子)が、1997年、クォン・ウンジュが立てた女性韓国最高記録(2時間26分12秒)の更新と共に、国際部の優勝にチャレンジする。