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「飲まないと眠れない」 ムン・ギョンウンSK監督が重圧吐露

「飲まないと眠れない」 ムン・ギョンウンSK監督が重圧吐露

Posted January. 21, 2014 03:14,   

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プロバスケットボールSKのムン・ギョンウン監督(43・写真)は最近、普段あまり飲みつけない酒を飲む機会が増えた。「日本酒を飲むと、すぐ酔えるんです。数杯飲むと、すぐ眠れます。そうでもしないとなかなか眠れません」タバコも1日2箱以上吸っている。新年に入って激しいストレスに悩まされ、ここ数日が数ヵ月のように長く感じられる。

SKは昨年末、アーロン・ヘインズがKCCのキム・ミングを故意にプッシュして倒し、5試合出場停止処分を受けて危機を迎えた。戦力損失だけでなく球団のイメージも墜落し、ムン監督は気苦労が多かった。ヘインズがいない間は4勝1敗を記録したSKだが、今月初めの彼の復帰後の6試合では3勝3敗とかえって苦戦した。

SKのアウェー戦の時、ヘインズがボールを取った時、観客から野次が飛び、他の選手まで動揺した。2試合共に、4クォーターの終盤までリードされていたが、試合終了直前に劇的に同点に追いつき延長戦で勝利した。

ともすると、新年に1勝5敗の不振に落ちるところだったムン監督は、「代行時代の1年を含めてチームを任されてから3年になるが、最近は本当にきつい。きついという表現をあまり使わない方だが、座り込みたくなる時もある」と打ち明けた。監督はまた、「選手の前では動じる姿を見せないように努めている。きついときほど一丸となって団結し、作戦に従ってくれた選手たちに感謝したい」と付け加えた。

自らは「まだまだ素人」と語るが、今季のSKは試合終盤に決定的な戦術が的を得て逆転勝ちを収める試合が多かった。相手のマッチアップや試合の流れ次第で、キム・ソンヒョン、ビョン・ギフン、チュ・ヒジョンら速い選手を一斉に起用する一方、キム・ミンス、パク・サンオ、チェ・ブギョンらフォワードラインを活用した高空バスケットボールが功を奏した。コトニー・シムスの腕が昨シーズンより向上した部分もムン監督が気を配った結果だ。

人気テレビドラマの「応答せよ1994」に友情出演したムン監督は最近、3強構図を形成するモービスのユ・ジェハク(51)、LGのキム・ジン監督(53)と知略争いを繰り広げている。

ユ監督は延世(ヨンセ)大学とSKビックスでムン監督の師匠だった関係で、キム・ジン監督とムン監督はアマチュア三星(サムスン)時代一緒にプレーした後、SKで選手と監督として再び巡り会った。ムン監督は、「私としては光栄だ。学ぶべき部分が本当に多い。自信と経験を持ち合わせた指導者にアップグレードできる良いチャンスだと思う。1990年代、バスケットボールブーム世代のうち、最初の監督としての責任感も重い」と話した。