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悪質書き込みのネットユーザー、書き込みの厳しさを諭すべきだ

悪質書き込みのネットユーザー、書き込みの厳しさを諭すべきだ

Posted November. 06, 2013 03:31,   

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警察が、歌手ペク・ジヨン氏の流産について悪質な書き込みなどを書いた容疑(侮辱)で、ネットユーザー4人を、検察に在宅送検した。4人は、高校生や会社員、公益勤務要員など、10代後半や20代前半の若者らであり、芸能人への悪口はあまり問題にならないと思い、面白半分で書き込みを掲載したと、後になって頭を下げた。

摘発された公益勤務要員は19歳で、警察が発行した出頭要求書まで「認証ショットだ」と写真を撮り、掲示板に掲載した。「認証ショット」という遊びは、悪質な書き込みを掲載した人を告訴したり、告訴されたことをネット上のスペースで自慢する行為だ。麻痺した良心、希薄な遵法意識、軽薄な遊び文化の総合版ともいえる。

憲法は、表現の自由を保障している。しかし、他人の名誉を傷つけ、人格を侮辱する悪質な書き込みまでは保護しない。カーテンの後ろに隠れ、相手を攻撃するのは卑劣な行為だ。犯罪を論ずる前に、他人の傷口を触り、あざ笑うのは、人間の道理ではない。悪質的な書き込みをつける人の中には、わずか17歳の高校生もいたが、年齢とは関係なく、行為への責任ははっきりと問いただすべきだ。

2年前、韓国社会は歌手・タブロのスタンフォード大学卒業学歴がうそだと主張する「タブロに真実を求めます(タジンヨ)」の活動で翻弄された。デマを流したのに、最後まで反省しなかったコミュニティの会員3人は昨年、法廷拘束された。先日は、アイドルグループ・ミスエーメンバーのスジが、性行為をしたかのような合成写真を掲載したネットユーザーが立件された。逮捕したところ、16歳の高校生だった。あざ笑われたスジも、19歳ということから、犯人が幼いからといって有耶無耶にすることではない。

芸能人だけが被害を受けているわけではない。政治的信念や政派が異なることを理由に、ネット上のスペースで相手を誹謗し、侮辱することがあまりにも頻繁で、その程度が激しい。健全な批判は必要だが、根拠のない人身攻撃は根絶しなければならない。悪質的書き込みを掲載する人に対し、厳しく法を執行してこそ、悪質的書き込みを減らすことができる。限りなく広まるネット上の空間での書き込みは、法的責任が伴うことを諭すべきだ。