Go to contents

「黄金亥年」生まれ、幼稚園入園からし烈な競争

「黄金亥年」生まれ、幼稚園入園からし烈な競争

Posted October. 09, 2010 02:59,   

한국어

釜山蓮堤区(プサン・ヨンジェグ)に住む主婦の金某さん(29)は、満3歳になった娘を来年幼稚園に通わせるため、最近、A幼稚園に電話をかけてびっくりした。「もう来年度入学生は満員で、現在待機者だけで100人を越える」と言われたからだ。

ソウル江南区(カンナムグ)のB幼稚園長は、「最近、入学について問い合わせる電話が多くなった。他の園長に会っても同じ話をしている」と伝えた。問い合わせは、「来年度の入学が難しいと言われるが、どうやって新入生を選ぶのか」「予め待機者のリストに入れることはできないのか」という内容がほとんどだ。

●早くから入学戦争

いわゆる「黄金亥年」の07年丁亥年に生まれた満3歳の子どもの11年度幼稚園の入学戦争が早くから始まった。当該父兄は、「入学戦争は高校や大学にのみあるとばかり思っていたが、そうでないようだ」と言って、これからベビーブーム世代が経験するようになる社会の流れと見た。現行法上、幼稚園に入学できる年齢は満3〜5歳。小学校入学年齢を勘案すると、満4歳になる来年が幼稚園入学の最適期だ。

統計庁によると、07年に生まれた子どもは約44万8000人で06年に比べて4万5000人、08年に比べて2万8000人ぐらいが多い。当時合計出産率(妊娠可能な女性が一生を通じて生むことができる子どもの数)は全国平均1.25人だった。全羅南道(チョルラナムド)は1.58人で全国最高だった。釜山は02年以後から10年8月現在まで合計出産率が1人を越えなかったが、07年だけ唯一1.02人だった。したがって、全国公私立幼稚園4445ヵ所のうち、保育園を一緒に運営したり、大学敷設、有名幼稚園などは来年入学するのが容易でない見通しだ。教育熱が高いソウル江南(カンナム)地域をはじめ、人気の高い幼稚園は父兄が徹夜して待つ状況も展開されるものと予想される。

●ベビーブーム世代の悩み

梨花(イファ)女子大学付属幼稚園は、「11月中旬頃、教育庁から園児を募集するようにという公文が届くと、ホームページなどに公示して12月初めに選び、支援者が多ければ抽選する方針だ」と発表した。また、光州(クァンジュ)のある幼稚園長は、「在園生の兄弟、卒業生の兄弟、職員の子に優先権を与え、残りは12月初めから申請を受け付ける方針だ」と話した。釜山北区(ブクグ)のD幼稚園は来年度満4歳の入学定員を増やしてさらに2つのクラスを運営することにした。

入学を心配する苦情は教育庁にも届け出られている。城南(ソンナム)教育支援庁は、予備父兄らが苦情を提起したことを受け、先月末、館内の幼稚園に「できるだけ先着順の募集の代わり、公開抽選のような方法で新入生を選抜するように」と協力公文を送った。釜山幼稚園連合会のソ・ヘヨン院長(57)は、「最近、連合会理事会を開き、12月1日から願書を受け付けることにした」と話した。連合会は13日、釜山KBSホールで幼稚園予備父兄および再園生の父兄3000人を対象に幼児教育の重要性について教育説明会を開く予定だ。



silent@donga.com starsky@donga.com