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[オピニオン]創意・人格教育

Posted May. 20, 2010 03:03,   

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20世紀が情報時代なら、21世紀は創意時代だ。アップルコンピュータ設立者、スティーブジョブズのように、他人とは異なる独創的な発想で、問題解決能力の優れた創意的人材を、社会が求めている。深みのある知識より、間違えない技術を試すかのような正解を選ぶ問題や単なる暗記中心の授業内容は、時代遅れの教育方式だ。クリック一つであらゆる情報を手にでき、知識の賞味期限が日増しに短くなる時代に、単純な暗記中心の教育は、立つ瀬がない。

◆昔は、創意性とは神から授かったもの、すなわち、生まれつきの才能だと考えられた。「詩人は、ミューズが語ることで創作できる」と主張した哲学者、プラトンがその代表である。しかし、数多くの研究を通じ、創意性も教育やトレーニングで、啓発できることが明らかになった。天才音楽家であるモーツアルトの才能、いくら優れていたとはいえ、父親からの徹底された早期教育がなかったら、天才は葬られてしまったかもしれない。

◆創意性はある日突然、天から降ってきたり、競争のない環境で作られるものではない。「幸福研究」で有名な米心理学者ミハイ・チクセントミハイ教授は、創意的人材91人を対象にインタビューを行った。彼らはそれぞれの分野で、該当知識を豊富に身につけており、これを基に新たな知識体系を生産してきた人々だった。偶然の発見や非凡な洞察も、その発見や洞察の意味を理解する人だけ可能だという意味だ。基礎のしっかりした知識こそ、創意性の基になる。

◆教育科学技術部が今年2学期から、記述・論述試験を全体評価の30%にまで拡大し、14年からは、児童・生徒らの学習量を20%削減するという内容の創意・人格教育の強化対策を発表した。00年から適用した第7次教育課程で、すでに学習量を30%削減したにも関わらず、さらに20%削減するという。学力低下が懸念される。日本でも学習量を30%削減したゆとり教育を導入したものの、学習習熟度の国際比較研究(PISA)で生徒らの学力が下がると、来年から学習量を元に戻すことを決めた。学習量を削減することが、創意・人格教育と直結するのか疑わしいし、日本で失敗した制度を行う理由が分からない。評価を巡る教師の裁量が増大すれば、過度な情熱の教育ママを生みかねない。

鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com