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英国で平身低頭に努めたサルコジ大統領

Posted March. 28, 2008 07:33,   

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26日、英国を訪問したフランスのサルコジ大統領は、ロンドン・ウェストミンスター宮殿での上下院合同演説で、両国の新たな兄弟関係を強調する演説を行った。サルコジ大統領は、フランス語でスピーチを行い、「長年のライバル関係を乗り越え、両国が共に進み、強力な未来を構築しよう」と訴えた。さらに、「英国を抜きにして繁栄も、そして効率的かつ民主的な欧州の建設もすることはできない」と語り、英国をおだてたりもした。

2年前、シラク前大統領が自国の企業家が英語で演説することに怒っていきなり欧州首脳会議場の席を蹴って退席したり、2005年、五輪開催地の決定の際は、ロンドンに破れた後、「英国人は食べている物がみすぼらしいから信用できない」と強がった時とはうって変わった雰囲気だ。

7月に任期6ヵ月の欧州連合(EU)議長を引き受けるサルコジ大統領は、欧州より米国の方へ傾いている英国に対し協力を促した。また、アフガニスタンに駐屯している英国軍の負担を軽くするため、来週、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議でアフガン駐屯フランス軍の増強を発表すると言い、議員らに拍手を送られた。

サルコジ大統領は続いて27日、ブラウン英首相とイングランドプロサッカー・プレミアリーグチームのアーセナルのホーム球場であるエミレーツスタジアムで首脳会談を行った。

一方、英マスコミの関心は、サルコジ大統領と同行したフランスの新ファーストレディーのカーラ・ブルーニ婦人に注がれた。元モデルのブルーニ氏は、淑やかなグレーのクリスティアン・ディオール・ツーピース姿にベレー帽を被った優雅な姿で英国人を魅了した。

イギリスの日刊紙デイリー・ミラーは、27日付けの1面に彼女の写真を載せ、「サルコジ大統領がブルーニを同行させている限りいつでも歓迎」という見出しを付けた。同紙は、ニューヨーク・クリスティで競売にかけられる1993年のブルーニ氏のヌード写真を新聞の内側の面に掲載した。

テレグラフ紙は1面のコラムで、「我々がこの瞬間、誰かに誘われたいとしたら、それはブルーニに他ならない」とし、「ブルーニは修道院に入った少女のように猫を被っているように見えた」と書いた。同紙は同日、1面記事の見出しを「サルコジは英国人の関心を引くために努力したが、全ての英国人はブルーニを愛した」とつけた。



pisong@donga.com