最大政党ハンナラ党の有力な大統領選候補である李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長は19日、「私の財産を自分の子どもたちに残そうとは思わない」と述べた。李前市長は、ソウル龍山区(ヨンサンク)の白凡(ペクポム)記念館で行われたハンナラ党の大統領選候補検証聴聞会を締めくくる発言で、「生活が苦しい人々に勇気を与える事に力になりたい」と述べて、財産の一部を社会に寄付する意思を明らかにした。
一方の朴槿恵(パク・グンヘ)前代表は聴聞会で、「私は父がいかにして経済成長を果たしたのか、大統領が何をしなければならないのかを近くで見てきた。誰よりも経済を活性化する能力を持っていると自負する」と強調した。
朴前代表は、崔太敏(チェ・テミン)牧師の不正疑惑については、「実体のない話だ」との点を強調した。
政党史上初めて開かれた同日の大統領選候補検証討論会で、安剛民(アン・ガンミン)検証委員長ら15人の検証委員は、2ヵ月近く調査した候補の疑惑について、執拗に追及した。このため、候補1人当たり3時間を予定していた聴聞会が、李前市長は1時間17分、朴前代表は35分もさらに超過して行われた。
検証委員たちは、李前市長に対して、△兵役免除疑惑、△財産借名管理疑惑、△BBK関連疑惑、△エリカ・キムとの関係、△千戸洞(チョンホドン)および恩坪(ウンピョン)ニュータウン特恵疑惑、△金裕璨(キム・ユチャン)氏の海外逃避、△瑞草洞(ソチョドン)の土地投機疑惑などについて重点的に質疑した。
また李前市長は、親戚借名の隠し財産疑惑について、「(問題になった不動産と会社持分は)すべて私の財産ではない」と言い切った。
さらに、「軍服務が不可能なほどひどい呼吸器疾患を患っていたが、現代(ヒョンデ)建設に入社して、一晩中酒を飲んだのか」という検証委員の質問に、「私の立場で、会社オーナー(鄭周永)が『酒を飲もう。脱落者は退け』と言って始まった席で、明日倒れることがあっても、最善をつくして最後まで耐えた」と説明した。
BBK投資詐欺事件に関する疑惑については、「検察と金融監督院の調査で関係がないことが明かになったのに、なぜ何度も問題にするのか」と問い返した。
ソウル瑞草洞の土地投機疑惑について李前市長は、「故鄭周永(チョン・ジュヨン)会長から受けた特別賞与金などを会社で管理し、土地を購入した」と説明した。
(株)ダースが買収したホンウン・プランニングが、ソウル千戸洞ニュータウン指定地域の近隣に住商複合施設を分譲する過程での特恵疑惑と、李前市長の親戚が購入した土地が恩坪ニュータウンに指定されたという疑惑については、「正常な業務だった。特恵はなかった」と釈明した。
朴前代表には、△全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領からの9億ウォン授受疑惑、△城北洞(ソンブクドン)住宅取得の経緯、△崔牧師関連疑惑、△育英財団、嶺南(ヨンナム)大学、正修(チョンス)奨学会関連疑惑、△ハンナラ党復党後の2億ウォン授受などが問われた。
朴前代表は、「1979年の10・26事件直後、全斗煥保安司令官(当時)から9億ウォンを受け取り、そのうち3億ウォンを捜査費として返したのか」という検証委員の質問に、「6億ウォンを受け取った。父(朴正熙元大統領)が使った金だと思って受け取った」と話した。
朴前代表は、慶南(キョンナム)企業の申基秀(シン・ギス)会長が1981年に城北洞の住宅を建てた経緯について、「ソウル新堂洞(シンダンドンン)の家が狭かったので、申会長の提案を受け入れた」と答えた。
朴前代表がファースト・レディーを務めていた当時、崔牧師が、朴前代表を背に各種不正に関与したという疑惑について、朴前代表は、「最高検察庁で徹底的に調査したが、問題がなかった。すべて実体のない話だ」とし、「(崔牧師との間に)子どもがいるという話もあるが、連れてくればDNA鑑識をすることもできる」と述べた。
正修奨学会の強制献納疑惑については、「奨学会が強制献納ではないという立証資料があると承知している」と述べ、理事長在職時代の脱税疑惑については、「実務者の手違いで起こったことであり、後で一度に納めた」と説明した。
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