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北朝鮮核、安保理付託の可能性 米ボルトン氏

北朝鮮核、安保理付託の可能性 米ボルトン氏

Posted April. 12, 2005 23:24,   

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国連米大使に任命されたジョン・ボルトン氏は、11日に開かれた上院承認聴聞会で、「北朝鮮核問題を国連安全保障理事会が取り扱う案は、現実的に可能だ」と述べ、国連が北朝鮮制裁に乗り出す可能性を示唆した。

ボルトン氏は、「安保理付託の可能性があるという事実自体は、北朝鮮などの大量破壊兵器(WMD)を入手しようとする国家に(与える警告として)重要だ」と述べた。

安保理が北核問題を扱うということは、現在設定されている6者協議の枠組みが壊れ、対北制裁問題を前提にした国際的論議が新しく始まることを意味する。

ボルトン氏は、このような憂慮を意識したように、「安保理介入」は、国際原子力機関(IAEA)理事国がすでに満場一致で合意した点を想起させた。彼は、「北朝鮮が(03年1月)核不拡散条約(NPT)を脱退した直後、(国連機構である)IAEAがこのように(国連の介入を)決定したが、6者協議の発足でまだ行動に出ていない」とつけ加えた。

また、6者協議の見通しについて、「6者協議はブッシュ大統領が正しいと思う交渉方式だ」と前提しながらも、「(昨年8月に)第3回会談が開かれた後、10ヵ月以上も待っている」と話した。

3日間行なわれる聴聞会は、予想どおり彼の過去の行績及び発言に対する民主党議員の攻撃的な質問で始まった。特に、バーバーラ議員は、「38階の国連の建物で十の階が消えても変わることはない」というボルトン氏の94年の「国連無用論」発言のビデオテープまで公開して、攻勢した。

ボルトン内定者は、「聴衆の耳目を引くために使った表現で、国連の官僚化を指摘しようと思った」と述べ、鋭鋒をかわした。

ボルトン氏はまた、キューバの化学兵器計画に対する判断をめぐって葛藤をもたらした国務省の情報分析官を罷免しようとした疑惑に対しては、「葛藤の理由は情報判断の相違ではなく、彼の業務態度にあった」と説明した。



srkim@donga.com