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韓国研究チームが新しい肥満遺伝子を発見

韓国研究チームが新しい肥満遺伝子を発見

Posted March. 04, 2005 22:39,   

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韓国の研究チームが新しい肥満遺伝子を発見した。

疾病管理本部は4日、ソウル大学病院、(株)SNPジェネティックスとの共同研究の結果、肥満の原因とみられる遺伝子形態を新たに発見したと発表した。

今回発見された肥満遺伝子は、人間が持っている23対(性染色体を含め)の染色体のうち、5番目の染色体に存在する「TGFBI」遺伝子。同遺伝子が持つ28種の塩基形態のうち、3個が肥満と関連があることが分かった。

同遺伝子は今まで、目の角膜の異常と関連があることは知られていたが、肥満との連関性を明らかにしたのは初めて。この研究結果は国際学術誌「人間遺伝変異(Human Mutation)」3月号に掲載された。

研究チームは元々、糖尿との連関性を明らかにする目的で、糖尿患者779人と正常人316人のTGFBI遺伝子を研究した。その結果、糖尿病との連関性は確認されなかったが、同遺伝子の特定塩基形態が、肥満の尺度である体質量指数(BMI・体重を身長の二乗で分けた数値)、腰−尻まわりの割合と密接な関連があることが明らかになった。

疾病管理本部遺伝体研究部の呉凡錫(オ・ボムソク)室長は、「これを応用すれば、肥満の遺伝的要因を予測し、個人別オーダーメード薬品を開発するのに利用できるだろう」と述べた。



孫宅均 sohn@donga.com