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ウルバーハンプトンの黄喜燦が2ゴール、プレミアデビュー以来初のシーズン二桁得点

ウルバーハンプトンの黄喜燦が2ゴール、プレミアデビュー以来初のシーズン二桁得点

Posted December. 29, 2023 08:32,   

Updated December. 29, 2023 08:32

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黄喜燦(ファン・ヒチャン=ウルバーハンプトン)がマルチゴールを決め、イングランド・プレミアリーグデビュー以来初めて1シーズン2桁得点を記録した。

黄喜燦は28日、敵地で行われたブレントフォードとの今季プレミアリーグ第19節試合に左FWとして先発出場し、1-0でリードしていた前半14分と2-1だった前半28分にゴールネットを揺らした。1点目は相手DFネイサン・コリンズがGKにバックパスしたボールを奪い取ってはGKまで抜いて決めた。2点目はペナルティーエリアの中で相手DF1人を抜いて右足で決めた。黄喜燦がプレミアリーグで1試合で2得点を挙げたのは2021年10月2日のニューカッスル戦に続いて2度目。この日、ウルバーハンプトンのゲリー・オニール監督は「先発に出すだけで自分でうまくやってくれる。ただ見守るだけでいい。見ていると心が安らかになる」と黄喜燦を褒め称えた。

今季リーグ第9、第10号ゴールを記録した黄喜燦は、プレミアリーグにデビューした2021~2022シーズン以後初めて1シーズン二桁得点を記録した。韓国選手がプレミアリーグで1シーズン2桁得点を挙げたのは、孫興民(ソン・フンミン、トッテナム・ホットスパー)に次いで2人目。黄喜燦はデビューシーズンには30試合で5ゴールを、昨季は27試合で3ゴールを決めた。シーズン全試合の半分を消化した黄喜燦が今のペースを維持すれば、今季終了までに20ゴールも達成できる。プレミアリーグは1シーズンに各チームが38試合を行う。2ゴールを追加した黄喜燦は、得点ランキング単独6位になった。4位タイの孫興民、ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム、以上11ゴール)とは1ゴール差だ。

黄喜燦は同日、前半戦ロスタイムに腰の痛みを訴えてベンチに退いた。相手DFイーサン・ピノックと空中ボールを争う途中、腰を痛めた。苦しい表情でピッチで横になったまましばらく立ち上がれなかったが、幸い大きな負傷ではなさそうだ。試合後、黄喜燦は「大丈夫。大きな負傷ではない」と話した。オニール監督も「黄喜燦は腰の筋肉に痙攣が起きたが、大きな負傷ではない」とし「エバートンとの次の試合に出場できるだろう」と話した。

しかしオニール監督は、チーム内最多得点選手の黄喜燦が来年1月12日からカタールで開かれるアジアカップに出場するため、チーム戦力からしばらく離脱する状況に不安を示した。オニール監督は「黄喜燦が国家代表試合に出るためにチームをしばらく離れる。それで私たちが考えなければならないことがさらに増えた」と話した。黄喜燦は31日0時に本拠で行われるエバートンとの第20節試合まで出場し、韓国代表チームに合流する予定だ。

黄喜燦は同日、前半戦終了ホイッスルが鳴る前にベンチに退いたにもかかわらず、試合最優秀選手に当たる「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」に選ばれた。サッカーデータ専門サイト「FotMob」は、黄喜燦に8.7点を、WhoScored.comは8.3点をつけたが、いずれも両チームで最高採点だった。

ブレントフォードを4-1で下して2連勝を飾ったウルバーハンプトンは勝ち点を25(7勝4分け8敗)に伸ばし、リーグ11位につけた。


金培中 wanted@donga.com