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米中国防相が台湾めぐり衝突、「中国は安保脅威」vs「戦うこともいとわない」

米中国防相が台湾めぐり衝突、「中国は安保脅威」vs「戦うこともいとわない」

Posted June. 13, 2022 09:25,   

Updated June. 13, 2022 09:25

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米国と中国の国防トップが、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で台湾問題をめぐって激しく衝突した。

オースティン米国防長官は11日(現地時間)、演説で、「中国政府の強圧的な活動が増えている。台湾付近で挑発的な、不安定化させる軍事活動を増加させている」と中国を批判した。また、「ここ数カ月、ほぼ毎日、記録的な数の中国機が台湾付近を飛行している」とし、「(一つの中国に対する)米国の政策に変化はないが、中国はそうではない」と述べた。さらに、「中国の動きはインド太平洋の安全と安定、繁栄を損なう恐れがある」と強調した。

これに対して中国の魏鳳和国防相は12日、演説で、「誰かが台湾を中国から分裂させようとするならば、我々は代価を惜しまず、戦うこともいとわない」と反発した。魏氏は、米国の南北戦争を取り上げ、「米国は統一のために南北戦争を行った」とし、「中国はこのような内戦を望まないが、台湾独立の策動は必ず粉砕する」と述べた。

魏氏の発言に対して中国共産党機関紙・人民日報系の英字紙「グローバル・タイムズ」は11日付で、「明確なレッドラインを設定した」とし、中国共産党傘下の英字紙「チャイナ・デイリー」は、「中国から出た最も強力な警告」と評価した。


金祺容 kky@donga.com