Go to contents

9・11テロ犯裁判、15年間進まず

Posted September. 08, 2021 08:07,   

Updated September. 08, 2021 08:07

한국어

米同時多発テロ(9・11テロ)犯に対する裁判が18ヵ月ぶりに行われる。テロ犯らが2006年、キューバのグアンタナモ米軍基地内の収容所に移送された後、15年間遅々として進んでいなかった裁判がアフガニスタンからの米軍撤退直後、再開されるのだ。

6日(現地時間)、AFP通信や米紙ニューヨーク・タイムズによると、「9・11テロの発案者」とされるアルカイダの元軍事委員長ハリド・シェイク・モハメド被告ら5人に対する裁判が7日から17日まで行われる。被告らに対する審理は、昨年2月が最後だった。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で先送りにされていた。2002~03年、パキスタンで逮捕された被告らは、米中央情報局(CIA)の秘密収容所に収監され、グアンタナモ基地に移されて裁判を受けてきたが、グアンタナモ特別軍事法廷に適用する法律問題、尋問内容、証拠の採択などをめぐって論議が起こり、数回遅延を余儀なくされた。

 

被告らは、連邦捜査局(FBI)などの取り調べで拷問を受けたため、供述内容は証拠として認められないと主張してきた。これまで40回以上公判前整理手続だけが行われ、正式の裁判は一度も開かれなかった。グアンタナモ基地に収監されたテロ容疑者は00年以降、一時780人に達したが、今は39人にまで減った。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com