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「韓国サッカーの大きな星散る」 柳想鉄氏葬儀場に各界の弔問相次ぐ

「韓国サッカーの大きな星散る」 柳想鉄氏葬儀場に各界の弔問相次ぐ

Posted June. 09, 2021 08:21,   

Updated June. 09, 2021 08:21

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「後輩たちの鑑になる先輩だったのに…」

8日、ソウル松坡区(ソンパグ)のソウル峨山(アサン)病院に設けられた柳想鉄(ユ・サンチョル)前仁川(インチョン)監督の葬儀所。弔問を終えた金南一(キム・ナムイル)城南(ソンナム)監督は、涙を浮かべながら辛うじて口を開いた。柳氏と2002韓日W杯4強進出の神話を共に成し遂げた金監督は、「韓国サッカーのためにやってもらわなければならないことが多い人だった。まだ若いのに亡くなるのは残念」と話し、葬儀場を後にした。

7日、膵臓癌で死亡した柳氏に向けたサッカー界をはじめ、各界の追慕が相次いでいる。鄭夢奎(チョン・モンギュ)大韓サッカー協会会長、金秉址(キム・ビョンジ)大韓サッカー協会副会長、崔龍洙(チェ・ヨンス)元ソウル監督、李天秀(イ・チョンス)元仁川戦力強化室長、金相植(キム・サンシク)全北(チョンブク)監督らサッカー界の関係者はじめ昨年プロサッカー全北から引退した李東国(イ・ドングク)、元テニス代表の李亨澤(イ・ヒョンテク)氏ら他種目の関係者も8日、葬儀場を訪れた。彼らの表情にはあまりにも早く去った柳氏に対する悲しみがいっぱい込められていた。

鄭会長は、「6ヵ月前に、健康かと聞いたが、良いと言ってくれたので嬉しかった」とし「こんなに早く行ってしまうとは思わなかった。天国で安らかに過ごしてほしい」と語った。許丁茂(ホ・ジョンム)大田(テジョン)ハナシチズン理事長は、しばらく柳氏の遺影を見つめていた。李東国氏は「いつも明るい先輩だった。いたずらもたくさんし、後輩たちに肯定的なエネルギーを与えた人だった記憶している」と故人を偲んだ。柳氏のファンの弔問も相次いだ。

柳氏がKリーグ1で選手として所属していた蔚山(ウルサン)と最後の監督に就任した仁川は、それぞれホーム球場の文殊(ムンス)サッカー競技場と仁川サッカー専用競技場に追慕の施設を設けた。柳氏の出棺式が行われる9日は、スリランカとカタールW杯アジア2次予選を行うサッカー代表チームが黒いアームバンドを着用し、コーチ陣は黒いリボンをつけて試合に臨む。レッドデビルズは柳氏を追悼するため、大型垂れ幕と菊の花66本が入った横断幕を掲げ、故人の代表時代の背番号だった「6」を追悼するため、キックオフから前半6分までは応援を行わないことにした。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com