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MLB全選手のユニホームに伝説ルー・ゲーリックのワッペン

MLB全選手のユニホームに伝説ルー・ゲーリックのワッペン

Posted June. 04, 2021 08:22,   

Updated June. 04, 2021 08:22

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2日(現地時間)、米大リーグ(MLB)試合に出場した全選手のユニホームの左胸には特別なワッペンがついていた。ワッペンには「LOU GEHRIG DAY(ルー・ゲーリックの日)」という文字と伝説的な打者ルー・ゲーリック(1903~1941)の顔写真が入っていた。MLB史上初の「ルー・ゲーリックの日」を迎え、MLBはルー・ゲーリック病(筋萎縮性側索硬化症=ALS)患者を支援する寄付金を集めるためのイベントを準備した。

今年3月に制定された「ルー・ゲーリッグの日」(6月2日)は、96年前にゲーリッグ氏がヤンキースの先発1塁手として出場し、2130試合連続出場という大記録に向けて一歩を踏み出した日だ。ゲーリック氏はあいにくも16年後の同日に死去した。

MLBで特定人物の記念日を制定したのは3度目。最初は、米スポーツ史上初めて、白黒の壁を取り壊したジャッキー・ロビンソンの日(4月15日)。善行の象徴となったロベルト・クレメンテが、2度目の記念日(9月9日)に指定された。

ゲーリッグ氏は、MLBでは初めてヤンキースで永久欠番(4番)となった。1923年のメジャーデビュー以来、最後までヤンキースだけで活躍したゲーリック氏は、チームをワールドシリーズ6回優勝に導いた。17シーズンの間、通算打率.340(8001打数2721安打)、493本塁打、1995打点を記録した。1939年にALS診断を受け、同年7月に引退を宣言したゲーリック氏は殿堂入りを36歳という最年少で果たした。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com