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マスターズで「アイアン・バイロン」異名を得た任成宰

マスターズで「アイアン・バイロン」異名を得た任成宰

Posted November. 20, 2020 09:29,   

Updated November. 20, 2020 09:29

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米男子ツアー(PGA)の世界最高権威のメジャー戦「マスターズ・トーナメント」に初出場し、アジア選手では過去最高成績(2位)になった任成宰(イム・ソンジェ=22)が「アイアン・バイロン」という最高の異名を得た。

USAトゥデーは19日、「PGAツアーの仲間たちが任成宰に『アイアン・バイロン』というニックネームをつけた」と報じた。「近代スイングの祖」と称えられるバイロン・ネルソン氏(1912~2006)氏に敬意を払う異名で、1974年に米ゴルフ協会(USGA)がゴルフボールの性能をテストするために制作したロボットの名前でもある。任成宰が、この異名を取ったのはネルソン氏のような精巧なアイアンショットのお陰だ。メジャー戦5勝を含めPGAツアーで通算54勝を記録し、1945年だけで35大会に参加し18勝を挙げたネルソン氏は、一貫したスイングと高精度のショットがトレードマークだった。

任成宰もスイングの一貫性と精度が高い選手に挙げられている。2019年のプレジデンツカップ・インターナショナルチームで副団長を務めたジェフ・オギルビー氏(43=豪州)は、「任成宰はスイングマシンのようにいつも一貫したスイングをする」と話した。ツアーで2勝を挙げているハリス・イングリッシュ(31=英国)は、「任成宰は最も一貫したアイアンショットを打つ選手の一人だ。今後、メジャー戦で戦って優勝すれば長くツアーで活躍していけるだろう」とコメントした。米国のゴルフ専門メディア「ゴルフウィーク」は、「任成宰がマスターズで記録した通算15アンダーは、歴代84回にわたるマスターズで4度(実際は7度)を除いた大会なら優勝に当たるスコアで、2014年に2位だったジョーダン・スピース以来の好成績だ」と評価した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com