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親善試合控えた(7)「スーパースター」孫興民、リベンジと2黄のサポートに意気込み

親善試合控えた(7)「スーパースター」孫興民、リベンジと2黄のサポートに意気込み

Posted November. 13, 2020 08:41,   

Updated November. 13, 2020 09:20

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ネックウォーマー上段の紐を締め付けて頭に被った「スーパーソニー」孫興民(ソン・フンミン=28)が11日(韓国時間)、オーストリアのマリア・エンツァースドルフにあるサッカー韓国代表チーム練習場に現れた。指ぬきを頭に被ったような格好をした孫興民は、賭け事をしたシュートで勝った後、笑顔を見せながらグラウンドに仰向けになって雰囲気を盛り上げた。だが仲間たちに首相としてのメッセージを伝える時は真剣な様子だった。孫興民は、「我々に痛い思いを抱かせたチームと再会する。俺はこの二つのチームに全部勝ちたい」と話した。

1年ぶりに孫興民ら欧州組を招集し「完全体」になった韓国代表チーム(FIFAランキング38位)は、オーストリアで15日午前5時と17日午後10時にメキシコ(11位)、カタール(57位)と新善試合を行う。メキシコは2018年ロシア・ワールドカップのグループリーグ第2戦で韓国を1-2で破ったチームだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が競技場を訪れた同試合で孫興民は、22メートルのミドルシュートでゴールを決めたが、韓国の2連敗を止められず涙を流した。カタールは、昨年のアジアカップ準々決勝で韓国に1-0で勝った。当時孫興民はフル出場したが得点はなかった。

今季に所属するトッテナム・ホットスパーでプレミアリーグ8ゴール(共同首位)を含めて10ゴールを記録している孫興民は、代表戦では通算26ゴールを記録している。大韓サッカー協会が12日に公開したインタビューで、孫興民は「まだ自分が最高だと思ったことは一度もない。所属クラブと代表チームの両方で自分の持っているものを出し尽くすために頑張るだけだ」と話した。

今季に5アシストを記録するなど連携プレー能力も向上した孫興民は、代表チームではストライカーたちの復活を手助けすると話した。前線のFW黄義助(ファン・ウィジョ=FCジロンダン・ボルドー)は今季は得点がなく、黄喜燦(ファン・ヒチャン=RBライプツィヒ)は1ゴールに止まっている。孫興民は、「苦しい時間を送っている黄義助と黄喜燦が代表チームでペースを上げて所属クラブに戻れるように助けるのも僕の役割だ」と話した。

一部では、所属クラブで濃密な日程を消化している最中で招集された孫興民の体力問題に憂慮を示す声もある。これについて孫興民は、「僕はサッカーをしているとき一番幸せで楽しい」とし、「試合が多くて移動に時間がかかるので疲れる時もあるけど、疲れている姿をチームメイトやファンに見せたくはない」と語った。


鄭允喆 trigger@donga.com