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新しい光化門広場の西側は公園、東側は往復7~9車線に

新しい光化門広場の西側は公園、東側は往復7~9車線に

Posted September. 28, 2020 08:13,   

Updated September. 28, 2020 08:13

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ソウル光化門(クァンファムン)広場と世宗(セジョン)文化会館の間の6車線に、公園を抱いた広場が建設される。向かい側の駐韓米大使館前の道路は、双方向車両通行が可能な7~9車線に変わる。

ソウル市は27日、このような内容を盛り込んだ光化門広場一帯の変更計画を公開した。故朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長は、昨年1月に発表した光化門広場の再構造化設計案が反対世論にぶつかると、同年9月に市民の意見収拾を通じた修正案を出すと約束したことがある。

当初、ソウル市の設計案には、政府ソウル庁舎の一部の建物を撤去して、往復10車線の世宗路を6車線に縮小し、社稷路(サジクロ)も縮小するなどの内容が盛り込まれた。これに対して、関係省庁の行政安全部はもとより、市民の間でも交通渋滞が深刻になると反対世論が高かった。

ソウル市は、既存の計画を見直して世宗路交差点~光化門区間の東側(駐韓米大使館前)の車線を双方向7~9車線に変更する。社稷路は現在の状態を維持する。光化門広場の西側車線は消え、広場が世宗文化会館前まで繋がる。ここには、花や木を植え、都心の中の公園として飾る予定だ。また、景福宮(キョンボクグン)の西側と北村(プクチョン)、清渓川(チョンゲチョン)などの周辺歩行環境を改善して、「歩きやすい街づくり」を光化門一帯の総合発展計画に含める計画だ。

朝鮮時代に景福宮前に設置された光化門月台(宮殿の建物の前に置く広い段)の復元は、2023年まで行うことにした。このため、ソウル市は来年6月まで関係機関との協議を終えて、精密発掘調査を行う。

光化門広場の地下空間の開発計画は白紙化された。地元商店街の低迷と地下に埋蔵された文化財の毀損などの懸念を反映した決定と言える。地下の獬豸マダンのトイレを改善するなど、小規模な改造だけ行う予定だ。

工事は来月末から行われる。広場の東側車線の拡張工事から始め、西側に作業半径を広げる予定だ。工事の過程で文化財発掘などが順調に進む場合、早ければ来年末に工事が完了すると予想される。

一部からは、車線縮小により光化門一帯の車両渋滞がひどくなるという懸念が出ている。ソウル市の関係者は、「関係機関の協議と事前行政手続きを通じて交通対策を確定した。交通量バイパスと分散処理、交通オペレーティングシステムの改善などを通じて、現在のレベルの通行速度を維持したい」と語った。


朴昌圭 kyu@donga.com