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クローザー・金広鉉、カンザスシティ戦を3奪三振で締める

クローザー・金広鉉、カンザスシティ戦を3奪三振で締める

Posted July. 24, 2020 09:10,   

Updated July. 24, 2020 09:10

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「KK」金広鉉(キム・グァンヒョン=32、セントルイス・カージナルス)が一回切りの抑え投手テストで満点合格した。

金広鉉は23日(韓国時間)、ミズリー州にある本拠地ブッシュスタジアムで行われたメジャーリーグのサマーリーグでカンザスシティ・ロイヤルズに6-3でリードした9回表に登板し、奪三振3つで試合を締めて勝利を守った。

セントルイスは25日、ピッツバーグ・パイレーツとのアウェーでシーズンを始める。このため、21日に抑え投手のお墨付きをもらった金広鉉が練習試合でコンディションを確かめる機会は、この試合だけだった。

メジャーリーグでは姓と名前の頭文字を取って、金広鉉のことを「KK」と呼んでいる。Kは、野球では奪三振を意味するローマ字でもある。「KK」が抑え投手として「KKK」を記録したのだ。

さらに注目すべきは、3奪三振のうち2つが速球で奪った見逃し三振だったことだ。速球の球威がメジャーリーグの抑えとしてもそん色がないほど強くなったことを物語る。金広鉉は同日、16球を投げたが、このうち10球(62.5%)がストライクだった。最高球速は時速151キロ。

金広鉉は同日、先頭打者フランチー・コルデロと二人目のニック・ヒースを相手に速球を投げてそれぞれ3つのストライク判定を受けた。この二人は左打ちだ。最後に相手した右打ちのボビー・ウィット・ジュニアには3ボール2ストライクのフルカウントでスライダー(135キロ)で空振り三振を奪った。

セントルイスのマイク・シルト監督は、試合後に「金広鉉が左打ちと右打ちの打者から三振を奪った」とし、「金広鉉が、彼らを完璧に惑わせながら(flummox)自分がなぜクローザーに相応しい選手なのかを証明した」と褒め称えた。

金広鉉は、「韓国では14年間プレーしがら、一度もペナントレースで抑えとして投げたことがない。ヵ国シリーズでのみ2度抑え投手として登板しただけだ」と言い、「その代わり、韓国で抑え投手として活躍している仲間たちは沢山知っている。彼らから、抑えとして生き残る方法について色々と聞いて学びたい」と話した。

金広鉉はSK所属だった2010年の韓国シリーズ第4戦と2018年の同シリーズ最終戦(第6戦)でチームの優勝を決める「胴上げ投手」としてセーブを記録した経験がある。ペナントレースではホールドを2度記録したが、セーブはなかった。


黃奎引 kini@donga.com