トランプ大統領「金正恩との会談は３、４週内に」

トランプ米大統領は非核化を目指した米朝首脳会談の開催時期を５月にすると決めつけた。２８日（現地時間）、トランプ米大統領はミシガン州ワシントン、タウンシップで行った演説の中で「韓半島の非核化に向けた極めて重要な（米朝首脳）会談になる」とし、「私の考えでは３、４週内に開かれると思う」と語った。発言の通り行けば５月１４～２５日の間の開催となる。９日のホワイトハウスでの閣僚会議で、トランプ大統領は会談時期について「５月か６月の初めになるだろう」と明らかにしていた。また、会談の場所も２ヵ所に絞られたことをトランプ大統領は明かしている。前日、ホワイトハウスで開かれたドイツのメルケル首相との首脳会談後の共同記者会見では、「（会談）場所については２ヵ所に絞られた。候補地についてはみなさんにお伝えしよう」と話した。ＣＮＮは米政府関係者の話として、「米国は（候補地として推定される２ヵ所のうち）モンゴルよりシンガポールを支持している」と報じた。

文在寅（ムン・ジェイン）大統領は２８日午後９時１５分から１０時３０分の７５分間、トランプ大統領と電話会談し、南北首脳会談の結果などについて話し合った。今回の米韓首脳による電話会談は昨年５月、文大統領の就任以来、最も長時間行われた会談だ。

文大統領は、「金正恩委員長が『歴史的な米朝首脳会談を可能にさせたトランプ大統領の決断を高く評価する。トランプ大統領と直接会ったら気持ちが通じ合いそうだ』と語った」と言う。金宜謙（キム・ウィギョム）大統領府報道官が伝えた。これを受けてトランプ大統領は、「板門店宣言を通して完全な非核化を実現させ、核のない韓半島の実現という目標を確認したことは、南北だけでなく全世界にとって朗報」だと語った。


朴庭勳 sunshade@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com